“野村チルドレン”稲葉監督が弔問、侍ジャパンの五輪『金』「見守ってください」 - SANSPO.COM(サンスポ)

“野村チルドレン”稲葉監督が弔問、侍ジャパンの五輪『金』「見守ってください」

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弔問に訪れた日本代表・稲葉監督。ちょうどこの日で12球団の視察を終えていた (撮影・山田俊介)  11日に虚血性心不全のため84歳で死去した野村克也さんの東京・世田谷区の自宅を12日、“野村チルドレン”が次々と弔問に訪れた。野村さんのヤクルト監督時代に選手としてプレーし、現在は日本代表を指揮する稲葉篤紀監督(47)は沈痛な表情。金メダルを目指す今夏の東京五輪に向けて、「見守ってください」と願い、恩師との別れを惜しんだ。

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 ヤクルト時代に野村さんの指導を受けた教え子たちが、別れを告げに訪れた。午後4時50分。今夏の東京五輪に向けて12球団のキャンプ地を回っていた侍ジャパンの稲葉監督は、札幌の自宅に戻る予定を変更して東京へ。約15分の対面後に報道陣の取材に対応し、涙は見せずに神妙な表情で思いを語った。

 「感謝の気持ちしかありません。ありがとうございました」

 野村さんは1990年からヤクルトの監督として9年間指揮を執り、古田敦也、宮本慎也、土橋勝征らを育て上げた。巧打の外野手として活躍した稲葉監督も“野村チルドレン”と称された選手の一人。現在は指導者として東京五輪の金メダル獲得を目指すだけに、「東京五輪もありますから。オリンピックを見守ってくださいと伝えました」と静かに語った。

 元巨人コーチの荒井幸雄氏(55)と、元ソフトバンクコーチの飯田哲也氏(51)もそろって訪問。5年間ヤクルトで指導を受けた荒井氏は、現役時代の92年にサインミスで野村さんに頭をたたかれた「ポカリ事件」が有名。当時を振り返り、「手でたたかれたのは自分だけじゃないか」と懐かしんだ。

 元々捕手だった飯田氏は野村さんのもとで、外野手にコンバートされた。俊足外野手として92年には、盗塁王(33個)を獲得。91年から7年連続でゴールデングラブ賞を獲得し、攻守で野村ヤクルトを支えた。

 1月に行われたOB会以来の対面。飯田氏は「元気でいてくださいねという話をして、『おお』と言ってくれた」と振り返りながら、「ここまでの選手に育ててくれて、非常に感謝しています」と言葉を紡いだ。 (阿部慎)

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