阪神・藤浪、2・4シート打撃で運命の第1球!崖っ縁キャンプ1軍決定「結果残す」 - SANSPO.COM(サンスポ)

阪神・藤浪、2・4シート打撃で運命の第1球!崖っ縁キャンプ1軍決定「結果残す」

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鳴尾浜のブルペンで投げる藤浪。「2・4」にかける(撮影・門井聡)  運命の「2・4」になる。阪神は24日、鳴尾浜で合同コーチ会議を開き、2月1日から始まる春季キャンプの沖縄・宜野座1軍メンバーを決定。昨季、プロ入り初の未勝利に終わった藤浪晋太郎投手(25)の1軍行きが正式に発表された。早ければ4日に行われるシート打撃に登板することも判明。復活か、それとも-。運命の1球目に注目が集まる。

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 かつての輝きを取り戻すため、もがき苦しんできた藤浪の答えが出る。のるかそるか、では片付けられない舞台が「2・4」にも訪れる。宜野座のマウンドから放たれる1本目の矢がどこにいくのか。虎の命運を握る。

 「とにかく目の前の結果です。先発ローテーションに入るために結果を残すことだけです」

 太陽が沈みかけている午後5時すぎ、試行錯誤を続ける右腕は帰りの車へと歩を進めながら力を込めた。

 その6時間前の午前11時。鳴尾浜には矢野監督、清水ヘッド、平田2軍監督ら首脳陣が集結し、合同コーチ会議が開かれた。昨年よりも1人多く、2012年の球団最多に並ぶ44人の1軍沖縄行きが決定。投手に関しては過去最多の23人が選ばれた。その主役は藤浪-。昨季未勝利に終わった男について、いきなり試練が待ち受けていることが明らかになった。

 「彼は特別扱いはしない。『第1クールでの実戦で投げてほしい』と伝えていた。(7日からの)第2クールに(対外試合が)3試合ある。それの準備もあるから」

 金村投手コーチが藤浪は厳しい立場であることを話した。球団関係者によると初の実戦形式となるシート打撃は2月4、5日。そこに藤浪が登板するという。

 「今年は(開幕が9日早くて)早い段階での実戦が多くて楽しみです。僕は(登板日は)直接聞いていないですが…。準備はできています」

 藤浪は前日23日に続き、鳴尾浜のブルペンに入った。直球、カットボール、スライダー、フォークなど、すべての変化球を交えた。球種だけじゃない。53球のほとんどが、ブルペン捕手の構えたミットに収まっていた。その後はウエートトレやランニングなど体を追い込み、沖縄に飛ぶための決意をにおわせた。

 「(自分に)いいと思っていることをやっている。ここまでは順調にきています」

 昨年11月の秋季キャンプでは山本昌臨時コーチの指導を受け、フォームから見直しを始めた。さらに12月には沖縄・北谷で米シアトルのトレーニング施設「ドライブラインベースボール」の動作解析などを受けた。これまでダルビッシュ(現カブス)との合同自主トレなど数々の異業種交流を重ねてきたが、結果には結びつかなかった。年を重ねるたび、土俵際に近づく状況。「活躍できなかったらクビになるのが当然の世界」とも話していた勝負の年で、まず最初にテストが行われる。

 「競争は、毎年のことだから。自分のできることを集中してやるだけ」

 1次試験をクリアできれば8日の中日戦(北谷)か9日の日本ハム戦(宜野座)に向かう。復活か、それとも-。その1球目が勝負になる。(三木建次)

★今オフの藤浪

 ◆山本昌臨時コーチと二人三脚 昨年11月の秋季キャンプで山本昌臨時コーチに弟子入り。腕を縦振りに戻すため、手首を立てて投げるチェンジアップを教わるなど、特別指導を受けた。

 ◆最先端トレーニング 昨年12月、沖縄で米シアトルのトレーニング施設「ドライブラインベースボール」の講習を50万円支払って受けた。動作解析などで弱点を探し、制球難解消を模索。

 ◆投げ込み 1月は「活躍できなかったらクビ」と覚悟を口にし、鳴尾浜で積極的にブルペンに入っている。15日から3連投もこなし、21日に152キロも計測した。

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