大阪万博に甲子園パビリオン、ごっつぅええやろがい!阪神・川藤OB会長ブチ上げた - SANSPO.COM(サンスポ)

大阪万博に甲子園パビリオン、ごっつぅええやろがい!阪神・川藤OB会長ブチ上げた

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大阪万博に甲子園パビリオンを-。壮大なプランをぶち上げた川藤氏  世界に浪速の力をみせたらんかいっ! 阪神電鉄が運営する甲子園歴史館の運営会議「第11回理事会・定例報告会」が21日、大阪市内のホテルで行われ、顧問でタイガースOB会長の川藤幸三氏(70)が壮大な夢を提案。2025年の大阪万博で「甲子園歴史館のパビリオンを建てたらどうや」とぶち上げた。

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 壮大すぎる夢かもしれない。それでも「浪速の春団治」と呼ばれた川藤氏は「東京に負けたらいかんでぇ。大阪がやるんやからな。浪速の力を見せたらんかっちゅうことや」と鼻息を荒くした。2025年、大阪万博にぜひ「甲子園パビリオン」を! 甲子園歴史館の運営会議で、仰天のアイデアをぶち上げた。

 「(甲子園は)大阪の文化じゃねえか。(万博では)世界のいろんな国から集まってくるわけだから。『甲子園パビリオン』というのかな、甲子園歴史館のパビリオンを建てたらどうやと」

 甲子園歴史館は来年3月にリニューアルオープン予定だが「どんどん新しくなっていくんやったら、もっと大きいことを考えてええやないかい」と川藤氏。だからこそ「突拍子もないことを言わせてもらった」という。

 「世界の野球を知らないところにアピールできる。まだ5年あるやないか。5年後に向けてやな。甲子園パビリオン、ごっつぅええやろがい」

 1970年の大阪万博には世界77カ国が参加し、来場者は6400万人を超えた。それから55年後、再び大阪・夢洲で開催される。ならば関西のみならず日本が誇る聖地「甲子園」を、全世界に大々的にアピールすべきというわけだ。

 東京五輪で復活した野球は、24年パリ五輪で再び落選した。世界での野球の認知度はまだまだ。甲子園には、球団創設85周年を迎えたタイガースには「日本の野球、甲子園って、こんなんや」と発信していく気概をもって欲しい-。それがOB会長としての思いだ。

 川藤氏の発言後、会議場には沈黙が走ったという。それほどの衝撃。甲子園副球場長・菅藤浩希氏(35)は「我々に、そういう発想がなかったから驚きというか…」と振り返ると「顧問の意見として議事録に載せさせていただき、これから(阪神電鉄本社とも)検討していきたいと思います」と話した。

 パビリオンの募集時期など詳細はまだ決まっていない段階だけに、可能性はゼロではない。何より、まずは大きな夢を持つこと。もちろん、タイガースの奮闘なしには語れない話だ。

 「甲子園というのは全国が認めたブランドなんやからよ。そういうところも(選手は)大いに考えて。今のメンバーが、もっと自信を持ってやっていけばいい」と川藤氏。「全国区の選手が出てきて欲しい? 当たり前やないかい。(全国区にとどまらず)世界的に通用するにせい!」。

 05年を最後に優勝から遠ざかり、近々の侍ジャパン戦士もゼロ。これでは話にならない。優勝し、日本列島を再びわかせてこそ機運も高まる。東京五輪で盛り上がる2020年、虎が日本一になることが「甲子園パビリオン」実現への第1歩だ。(三木建次)

★大阪夢洲が会場、25年4・13開幕

 2025年の万博は日本(大阪)、ロシア(エカテリンブルク)、アゼルバイジャン(バクー)が立候補して誘致合戦を繰り広げ、18年11月23日、パリでの博覧会国際事務局総会で日本に決定した。「いのち輝く未来社会のデザイン」を基本テーマに、大阪市の人工島・夢洲を会場に25年4月13日から10月13日まで184日間にわたり開催予定。想定来場者数は約2800万人、経済波及効果(試算値)は約2兆円としている。

パビリオン

 英語でpavilion。展示会や博覧会などに用いられる仮設の建築物、テント、展示館のこと。日本では1970年の大阪万博で一般化した言葉。

国際博覧会

 1928年締結の国際博覧会条約に基づき、パリに本部がある博覧会国際事務局(BIE)に承認された博覧会。万博(万国博覧会)とも呼ばれる。日本開催は70年の大阪万博、2005年の愛知万博などがある。

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