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【直撃】ヤクルト・青木、村上バットにトライ!

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先端がくりぬかれたバットで練習を続ける青木。キャンプ中の実戦で使い、シーズンで採用するか決める(撮影・赤尾裕希)  米カリフォルニア州ロサンゼルス郊外で自主トレーニングを行っているヤクルト・青木宣親外野手(38)がこのほど、サンケイスポーツのインタビューに応じ、球団としては2015年以来5年ぶりとなる優勝を目標に掲げた。当地では昨季のセ・リーグ新人王、村上宗隆内野手(19)が持参したミズノ社製のバットを試し、好感触を得た。最下位からの巻き返しへ、自身はタイトル争いに加わる活躍を誓った。 (取材構成・赤尾裕希)

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 --年始から今月下旬までロス郊外で行う自主トレのテーマは

 「とにかくバランスよく、しっかり体が動くように。そこだけを意識しています」

 --村上ら、同行している若手選手から刺激を受けるか

 「そうですね。共同生活みたいなことをしていますし、野球以外でも話すことがたくさんあるので」

 --5日に38歳となった。誕生日の過ごし方は

 「焼き肉を食べに行って、そのときに祝ってもらいました。オリジナルのパーカーをもらって。『チーム青木』みたいなのが書いてあった。うれしいですよ、やっぱり。サプライズだったので」

 --食事は

 「基本的に朝はスタッフが作ってくれて、夜は(みんなで)作ったり、外食やテークアウトもある。カレーとかは材料を切ったり。基本は、やっぱり鍋。男だけでもできるような。つゆだけを買ってきてね」

 --野球では、この時期に毎年新たなバットを試している

 「ムネ(村上)が何本か作ったバット(ミズノ社製)の1つを、触ってみてよかったから試しています。それも自主トレの効果かもしれない」

 --特徴は

 「グリップは細めで、先端をくりぬいてあって。全体的に割と細めですね」

 --昨季使用したバット(ミズノ社製)は、長さが85センチで重さは890グラム前後。先端のくりぬきはなかった。違いは

 「このバットのほうが、いいポイントで打てたからかな。とはいっても、まだ変化する可能性はあると思います。実戦で使ってみて、どうか。去年も変えた後、オープン戦であまりよくないと思って、シーズンは前年のバットに戻しましたから」

 --素材や重さは

 「メイプル。(ホワイト)アッシュでも、同じ形のバットを作ってもらおうとしています。重さは880グラムくらいかな。長さは33・75インチ(約85・7センチ)」

 --選択肢を広く

 「もっと、いいものを追求したい。なかなか自分に合ったバットに巡り合わない人もいるぐらいだから。大切なものですよね。バットの形状とか、重さとか。敏感にならないといけないことだから」

 --昨季は最下位。今季に向けて

 「やることは変わらない。声をかけたり、チームがうまくいくように。それが一番かな。プレーもそうだけど、伝えていかないといけないところは伝えないと。(成績では)タイトルを争うぐらいの成績を残したいですね」

 --チームは高津新監督となって再スタート

 「去年は最下位だったけど、よりみんなが自覚する必要があると思う。選手一人一人が変わらないといけないと思います」

 --今季の目標は

 「やっぱり、優勝することですね。去年が最下位だったので、何としても優勝したいです」

★家族が支え!

 青木にとって、家族が何よりの支えだ。夫人の佐知さん(36)は普段の食事だけでなく、夏場には疲労回復に効果のある特製の赤しそジュースを作ってくれる。2人の子供については「娘はスワローズの勝ち負けをすごく気にしています。息子は数年前から自分が野球をやっていることを理解するようになったのか、キャッチボールをやりたいとか言います」と目尻を下げた。

★青木の近況

 青木は年始から、村上ら同僚の若手選手と米ロサンゼルス郊外で合同練習を行っている。野球の練習のほか、ヨガをトレーニングに取り入れている。今月下旬に帰国予定。2月の春季キャンプに向けて「しっかり体を作っていく。キャンプインのときに、しっかり野球ができるように」と目を光らせている。

★取材後記

 チームを「家族」とすれば、青木は家族の「良きパパ」だろうか。私は3年ぶりにヤクルト担当に復帰したため、青木の取材は初体験。素直に抱いたのは「先頭に立って引っ張っていく男」という印象だった。

 そう感じたのはキャッチボールでの一コマ。「この自主トレが終わるまでには遠投ができるようになっておこう。自分の肩、肘と相談しながら逆算して」との声がグラウンドに響いた。今月下旬の帰国後の数日間は、寒さが残る東京での練習となる。だから、先を見据えて明確な目標を設定した。

 豊富な経験に基づく助言を若手に授ける青木。今季もこの男がチームの先頭に立っていくだろう。(ヤクルト担当・赤尾裕希)

青木 宣親(あおき・のりちか)

 1982(昭和57)年1月5日生まれ、38歳。宮崎県出身。日向高から早大を経て2004年ドラフト4巡目でヤクルト入団。プロ野球史上初となる2度(05、10年)のシーズン200安打以上を達成。11年オフにポスティングシステムでブルワーズに移籍。17年6月に日米通算2000安打を達成。18年から古巣のヤクルトに復帰。06、09、17年WBC、08年北京五輪日本代表。175センチ、80キロ。右投げ左打ち。夫人は元テレビ東京アナウンサーの佐知さん(36)。今季年俸3億4000万円。背番号23。

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