【G戦士の素顔(27)】1軍初出場を目指す松原、原動力は切磋琢磨する兄弟の存在 - SANSPO.COM(サンスポ)

【G戦士の素顔(27)】1軍初出場を目指す松原、原動力は切磋琢磨する兄弟の存在

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9月にイベントに参加して“共演”を果たした右から松原聖弥(巨人)、お笑いコンビ「ロングアイランド」のツッコミで松原の兄・侑潔、球団公式マスコットのジャビット、「ロングアイランド」ボケ担当の松尾=ジャイアンツ球場  念願の1軍出場へ-。原動力となっているのは他分野で同じく「一流」を目指す兄弟の存在だ。来季4年目を迎える巨人・松原聖弥外野手(24)は2016年のドラフト会議で育成5位で入団し、昨年7月に支配下登録。今春のキャンプでは2年連続で1軍を経験したが、4月に右脇腹を痛めるなど1軍初出場はならなかった。

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 「1軍スタートさせてもらったんですけど、2軍に落ちてキャンプで課題とかが明確になっていたのに、そこでけがしてしまったのは、残念だったなと思います」

 負けたくない2人の存在が心を動かす。3歳上の兄・侑潔(ゆい)はお笑いコンビ、ロングアイランドのツッコミ担当で、オーディションネタでの「い~や、しもべっぷ!」という独特のツッコミでプチブレーク。シーズン中には食事に出かけることもあり、今年9月にはコンビでジャイアンツ球場のイベントに参加するなど“共演”も果たしている。

 兄について問われると「お互いもう少し頑張らないといけない立場なので」とポツリ。自身は1軍出場がかなわず、悔しさが残るシーズンを過ごした。兄も厳しい芸人の世界で戦っており、今年の若手漫才師日本一決定戦「M-1グランプリ」では3回戦敗退と、大ブレークには至ってない。

 松原いわく「特別。特殊」という弟・涼雄(りょうた)さんも厳しい世界に身を置いている。国内のラーメン店で修業していたが、現在はより経験を積むためにカナダにあるラーメン店「RAMEN GOJIRO」で働いている。「ぼくもなんでカナダでラーメンの修行をしているかわからないです」と弟の行動には驚いたが、それぞれの道で己を磨く2人の存在は何より自身を奮い立たせてくれる。

 「力になりますね。やっぱり負けたくないですから」

 例年、年末年始は大阪の実家に3人で帰省し、リーズナブルな居酒屋で酒を酌み交わすことが楽しみだという。だが、今年は兄は東京に残り、弟も帰国はしない。毎回、兄のおごりで開催されていた兄弟3人での“忘年会”だったが、「今年は集まれないですね。残念ですよ」。だが、それもそれぞれが「一流」を目指し、己を磨き上げている途中ということだろう。

 「なるべく早く1軍に行って、それからずっと帯同できるようにやっていきたい」と2020年の目標を立てた松原。いつかは、「一流」となった兄弟3人で杯を交わす。そんな日を夢見て、必死に汗を流す。(赤尾裕希)

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