小川前監督、ヤクルト初ポストのGMに!チーム再建へ高津新監督支える - SANSPO.COM(サンスポ)

小川前監督、ヤクルト初ポストのGMに!チーム再建へ高津新監督支える

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GMに就任する小川前監督。新たな役職でヤクルトの力になる  今季最下位に低迷したヤクルトの編成部門を統括するゼネラルマネジャー(GM)に、小川淳司前監督(62)が就任することが2日、分かった。GM制度を敷くのは球団史上初めて。成績不振の責任を取って今季限りで2期目の監督を退任したが、2017年まで球団のシニアディレクター(SD)を務めるなど現場、フロントと球団内外に精通する前指揮官に白羽の矢を立てた。近日中に発表されるとみられる。

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 チーム再建の、かじ取り役を託す。ヤクルトが来季に向けて編成部門を統括するGM職を新設し、小川前監督を起用することが判明した。近日中に発表される見込みだ。

 球団史上初めてGM制を敷く。9月10日に小川前監督の退任が発表された際、衣笠剛球団社長兼オーナー代行(70)は「(チームを)一番熟知している人。ぜひ協力してもらえればと思っている」と、何らかの役職で残留を提案する考えを示していた。来季に向けた改革を進める中、新設するのがGM職だった。

 GMはチーム強化戦略の立案を行い、編成・育成部門においても責任者として中心的な役割を担う。アスレチックスのビリー・ビーンGMを描いた「マネー・ボール」(マイケル・ルイス著)が有名なように、米大リーグでは一般的な役職。プロ野球では現在、西武・渡辺久信GM、楽天・石井一久GM、オリックス・福良淳一GM兼チーム編成部長、ソフトバンク・三笠杉彦取締役GM球団統括本部長、日本ハム・吉村浩取締役チーム統括本部長兼GMが務めている。

 GMには中長期的視点に立った強化戦略に加えて、選手獲得の際の交渉力、経営的視点やメディア対応力なども求められる。白羽の矢が立ったのが、経験豊富な前指揮官だった。

 小川前監督は2期目の監督に就任する15年から17年まで、編成を担当するSDを務めていた。1軍監督の経験に加えて2軍監督、スカウトを歴任しており、チーム、フロント内の事情を熟知する。温厚な人柄で多くの選手、スタッフから慕われている点もGMに適任といえる。

 ヤクルトは今オフ、超高校級右腕・奥川(星稜高)のドラフト1位指名に続き、メジャー通算1437試合に出場している遊撃手のエスコバー(前ホワイトソックス3A)、経験豊富な捕手の嶋(前楽天)、将来性豊かな左腕、長谷川(前ソフトバンク)らの獲得が決定と、積極的な補強を続けている。バレンティンの退団が決定的になったが、さらに新外国人投手2人の獲得を目指している。来季は小川新GMを中心に、さらなる改革に乗り出す。

★ゼネラルマネジャー(GM)

 欧米企業・団体で多く置かれる役職の一つで、配下にある組織に対しての決定権を持つ。スポーツでは、選手獲得・放出などによるチーム編成や方針の決定などを行う。欧米スポーツでよく見られ、米大リーグでは選手に対するメジャー昇格・マイナー降格の決定も含まれる。日本球界初の本格的なGMは1995、96年の広岡達朗氏(当時ロッテ)で、近年では日本でも取り入れられている。

小川 淳司(おがわ・じゅんじ)

 1957(昭和32)年8月30日生まれ、62歳。千葉県出身。習志野高では投手として3年夏の甲子園で優勝。中大、河合楽器を経て82年ドラフト4位でヤクルト入団。外野手として活躍し、92年に日本ハムへ移籍し、同年限りで引退した。通算成績は940試合に出場、打率.236、66本塁打、195打点。引退後はヤクルトで2軍監督などを経て、2010年途中から監督代行を務め、11年に監督就任。14年限りで退任し、18年から監督に復帰。今季限りで退任。

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