【虎のソナタ】安芸の虎党へ粋なプレゼント - SANSPO.COM(サンスポ)

【虎のソナタ】安芸の虎党へ粋なプレゼント

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グラウンドへの放水の向こうで体を動かす藤浪。この日の登板はスッキリとはいかなかった  阪神秋季C(17日、安芸タイガース球場)藤浪が投げた。

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 この日の安芸はまことに気温も高く、秋晴れだったそうだ。

 それはいわれなくてもわかってらい。余計なことを言わずに、藤浪投手はどうだったのかを先に言え! まぁまぁそんなにあわてないでくださいまし…。

 実は正直申し上げますと、大阪・サンスポ編集局の窓際“駕籠の鳥”としましては1分1秒でも早く藤浪投手の紅白戦での内容を聞きたい! となりますと当然、取材中のトラ番記者たち、それも投手担当の箭内桃子記者を電話で追いかける…ということになります。

 箭内君か…今、取材中かい…すまんが藤浪はどうだったい…。多分、電話の向こうで思っているにちがいない。このおじさんは他に心配事がないのかしらん…と。そうです。志村けんじゃないけど、私は“ヘンなおじさん”なんだゾ。とにかく藤浪がなんとかなってくれないと…「アイーン!」状態になるんだ。

 早い話が会社の仕事が終わって、ノドはカラカラで、いつもの赤ちょうちんにかけこんで、大急ぎで「冷えてるヤツ!」それと「いつものヤツはある?」と少しドタバタしながらフガフガいうようなもので、虎党の皆さまはそこでやっとシーズン中なら「阪神は勝ってるか? 藤浪はどうやったん?」となる。

 コレって入社してからズーッとトラ番をやらされてきたばっかりに、すべて世の中は疑心暗鬼の目で見つめ、肝心なところで今年も虎はダメだこりゃ…となる。トラ番シンドロームというヤツ。

 それで肝心の藤浪投手がどうだったかは、2面の記事を読んでいただきたい。紅組2番手で三回から登板しまして…ほらね、あなただって気になったでしょうが。サンスポで最も至近距離でズーッと藤浪を見つめ、コーチ陣、対戦した打者陣も取材してきた箭内記者は、実に冷静沈着にこういってました。

 「スタンドのファンは藤浪投手の一挙手一投足にものすごい声援でした。今シーズンはタッタ1度だけ登板(8月1日の中日戦。4回1/3で8四死球)ですが、ファンは少しも悲観的じゃありません。先輩、まだこれからが紅葉の季節なんですよ。やがて春がきて、それぞれに巣立っていく…大丈夫です! 私は藤浪投手にキラリとしたものを感じました」とリンとして言った。そりゃそうだわなぁ…。なんとなく娘のような年齢の箭内記者にピシャリと言われると“そんな気分”になってきたのであります。

 さて阪神の紅白戦は午前中で終了して、ランチタイム以降には矢野監督や球団の粋なはからいで駆けつけたファンを球場に招き入れて、記念撮影などの“プチファン感謝イベント”をやったとキャップ大石豊佳が伝えてきた。

 その昔はグラウンドにファンを呼び込むなんてとんでもハップン?! だったが「素晴らしいファンサービスでした」と大石がいうのだ。若い菊地峻太朗記者も「2000人ぐらいですね。ほら、小学校の時に学年全員が集まって、先生たちも入って記念撮影しませんでしたか? あんな感じです。ファンも大喜びでした」と驚いていた。

 この日は沖縄・浦添市でFM沖縄の開局35周年記念の一環として、地元の子どもたちを集めて野球教室が行われ、清原和博氏(52)が背番号「5」で登場した。元中日の権藤博氏(80)、PLの後輩でもある元中日・立浪和義氏(50)、友人であり、元横浜などで活躍した佐々木主浩氏(51)も駆けつけた。久しぶりのユニホーム姿…清原氏の笑顔…そして夜には「プレミア12」で稲葉ジャパンが10年ぶりの世界一…「野球」って本当に素晴らしい。

 道のべの 木槿(むくげ)は馬にくわれけり…と芭蕉は詠んだが…やがて春はくるんだ…。

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