【米記者バガーリー氏が見た侍ジャパン】4番・誠也「素晴らしい才能」 近藤も「技術高い」 - SANSPO.COM(サンスポ)

【米記者バガーリー氏が見た侍ジャパン】4番・誠也「素晴らしい才能」 近藤も「技術高い」

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東京ドームでプレミア12を取材するバガーリー記者 (撮影・今野顕)  米スポーツサイト「ジ・アスレチック」のサンフランシスコ・ジャイアンツ担当、アンドリュー・バガーリー記者(44)がプレミア12の2次ラウンドを取材。日本選手の印象などをサンケイスポーツに寄稿した。 (訳・田代学)

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 米国が日本と東京ドームで対戦した12日、最も強く印象に残ったのはバースデーソングだった。

 当日は浅村(楽天)の29歳の誕生日。代表選手の所属球団はバラバラなのに、ファンが一体となっての大合唱で祝福する姿に感動した。それに応えて、浅村が3打席連続で打点を挙げたのも素晴らしかった。

 日本との対戦では、米国に有利な面があった。マイナーリーグの若手か、すでにピークを過ぎたベテランのチーム構成。日本には、NPBでプレー経験のある選手以外の情報はほとんどなかっただろう。一方、米国は日本にいるMLBのスカウトから情報を入手。守備シフトまで敷いていたし、サブマリンである先発・高橋礼(ソフトバンク)の対策も立てていたようだ。

 選手で「素晴らしい才能の持ち主」と感じたのは4番打者の鈴木(広島)だ。パワフルなスイングだけでなく、打席での姿勢も積極的。スラッガーなのに走塁もおろそかにしていなかった。

 同じ広島の菊池涼は大リーグ移籍を目指しているときいたが、守備だけでレギュラーを奪うのは難しいだろう。複数のポジションを守れたら、ユーティリティー選手として評価が上がる。

 他の打者では近藤(日本ハム)の技術が高いと感じた。あの対応力なら、どの方向にも打ち分けられる。首位打者8度の左打者、トニー・グウィン(元パドレス)を思い出した。

 残念ながら記者席の場所が悪く、テレビもなかったので投手に関するコメントは控えたい。ただ、MLBの球団がほしいのは日本の投手。代表レベルはみんなチェックしている。日本の投手といえば、ドジャース担当時代に取材した石井一久がGMになっていたのは驚いた。

 米国は決勝進出の可能性がなくなった。かっぱ橋でお土産にキッチン用品を買い、浅草ですき焼きでも食べるよ。

アンドリュー・バガーリー(Andrew Baggarly)

 1975年生まれ、44歳。米シカゴ出身。ノースウエスタン大卒業後の98年から米大リーグを取材。ロサンゼルスの地元紙でエンゼルスとドジャースを担当し、2004年からサンフランシスコの地元紙などでジャイアンツを担当。17年12月から「ジ・アスレチック」に在籍。ジ軍関連の著書が2冊ある。全米野球記者協会(BBWAA)会員。

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