【ダッグアウトの裏側】ワールドシリーズ「プエルトリコ系3連覇」期待されるメッツ・ベルトラン新監督 - SANSPO.COM(サンスポ)

【ダッグアウトの裏側】ワールドシリーズ「プエルトリコ系3連覇」期待されるメッツ・ベルトラン新監督

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プエルトリコ系監督ブームに乗ってベルトラン(中央)がメッツ帰還(AP)  米ニューヨークのメディアによると、「ニューヨークの4大プロスポーツ(野球、アメフット、バスケット、アイスホッケー)で初の中南米出身監督」になるそうだ。大リーグ、メッツの新監督にプエルトリコ出身のカルロス・ベルトラン氏(42)が就任した。

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 「自分がラテン系であることを誇りに思っている。達成したいことがあれば、積極的に学び、周囲の素晴らしい人たちから助言を受けてきた」

 現役時代のベルトラン氏は右投げ両打ちで、球宴に9度選出された外野手。通算20年、ロイヤルズやメッツなど7球団で計2725安打、435本塁打を放った。足も速く、スイッチ打者ではただ一人の300本塁打&300盗塁をマーク。ゴールドグラブ賞も3度獲得している。引退後はヤンキースで、キャッシュマンGMの特別アドバイザーを務めていた。

 実は過去2年のワールドシリーズはプエルトリコ系の監督が制している。2018年に就任1年目で世界一となったレッドソックスのアレックス・コーラ監督(44)は大学時代から米国でプレー。今季制覇したナショナルズのデーブ・マルティネス監督(55)はニューヨーク生まれだが、両親はプエルトリコ出身。幼い頃から英語教育を受けてきたが、祖母とはスペイン語で会話していたという。

 両監督に共通するのは「バイリンガル」であること。その利点を、今年2月に春季キャンプ地でマルティネス監督に尋ねてみた。

 「チームをまとめていく上で大きい。中南米出身の選手が多くなっているからね。英語でもスペイン語でも自分の考えを選手に直接伝えられるし、食事や文化の違いも理解できる」

 今季のメッツは86勝76敗のナ・リーグ東地区3位。3年連続でポストシーズン進出を逃した。ベルトラン新監督は「プエルトリコ系3連覇」を期待されている。

田代学(たしろ・まなぶ)

サンケイスポーツ編集局次長。1991年入社。プロ野球や五輪担当などを経て、2001年から13年11月まで米国駐在の大リーグ担当キャップ。全米野球記者協会の理事や、13年ワールドシリーズの公式記録員を日本人記者で初めて務めた。米国での愛称は「ガク」。

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