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ヤクルト“中山きんに君”号砲!バレ去就不透明、秋季キャンプ元気モリモリアピール

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本塁打を放ち、笑顔で同僚とタッチをかわす中山。飛躍が期待される右の大砲だ(撮影・長崎右)  ヤクルト・中山翔太外野手(23)が8日、秋季松山キャンプで行った四国アイランドリーグ選抜との練習試合で、特大2ランを含む3安打4打点と活躍した。高津臣吾新監督(50)の要望で組んだ、秋季キャンプでは異例の対外試合。ウラディミール・バレンティン外野手(35)の去就が不透明となる中、来季2年目を迎える『きんに君』が存在感を放った。

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 実りの秋を予感させる放物線を、中山が描いた。八回2死二塁。カウント3-0から四国IL選抜・行木(徳島)の直球を振り抜いた打球は、左翼席最上段で弾んだ。

 「風にちょっと戻されました。100%真っすぐで待って、自分の素振りの一番良い形で振れるようなイメージでいました」

 この本塁打以上に成長をうかがわせたのは、三回無死満塁だった。カウント1-2と追い込まれながら4球ファウルで粘り、フルカウントに。ここでしぶとく左前へ運んだ。2点打となり、「何とか粘れた。1点欲しい場面で打てたのは良かった」。一回にも左前に打ち返し、4打数3安打4打点と存在感を放った。

 1年目の今季は35試合で打率・289、5本塁打、14打点。非凡な長打力をみせたが、好不調の波が激しく、守備、走塁では課題も多かった。秋季キャンプのテーマは「欠点をなくすこと。守備も、走塁も、自信を持てるように」と設定。打撃では構えた際のトップの位置が「一瞬早く出てしまう」点を改善し、バットのヘッドを先に走らせることを意識しているという。

 状況判断、投手の生きた球を打つ-と、実戦でしかできないことがある。秋季キャンプでは異例の対外試合は高津新監督が要望し、実現した。新コーチングスタッフが発表されてから初めての実戦。三回の中山の打席内容に、指揮官は「彼は打つことが第一の選手だから。1軍の投手相手に同じようにできるようになれば。ハードルは高いかもしれないが、少しずつでも前進してくれれば」と期待を寄せた。

 ヤクルトの外野手は青木が37歳、雄平が35歳と高齢化が進んでおり、バレンティンは来季の去就が不透明な状況にある。「打撃だけで言うと(1年目は)通用する部分と、しない部分があった。駄目なところを改善したい」と中山。和製大砲にかかる期待は大きい。(長崎右)

中山 翔太(なかやま・しょうた)

 1996(平成8)年9月22日生まれ、23歳。大阪府出身。小1で野球を始め、本庄中時代は東成シニアで捕手、三塁手。履正社高3年春の選抜で準優勝。法大では2年春から東京六大学リーグ戦に出場し、通算64試合で打率・306、11本塁打、47打点。2019年ドラフト2位でヤクルト入団。今季成績は35試合に出場し、打率・289、4本塁打、14打点。185センチ、95キロ。右投げ右打ち。独身。今季年俸1300万円。背番号8。

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