巨人、“ON”の再来だ!令和の“OM砲”岡本&丸が47年ぶり3、4番連弾 - SANSPO.COM(サンスポ)

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巨人、“ON”の再来だ!令和の“OM砲”岡本&丸が47年ぶり3、4番連弾

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岡本が一回、丸に続く2者連続アーチ。巨人の“OM砲”が勝利に貢献した(撮影・今野顕)  (セ・クライマックスシリーズ・ファイナルステージ第1戦、巨人5-2阪神、巨人2勝、9日、東京D)ファイナルステージ(6試合制)がセ、パ両リーグで開幕した。セは5年ぶりに優勝した巨人がレギュラーシーズン3位から勝ち上がった阪神に5-2で勝利。リーグ優勝チームに与えられるアドバンテージを含めて2勝0敗とした。一回に3番・丸佳浩外野手(30)、4番・岡本和真内野手(23)が2者連続本塁打。『OM砲』が活躍したリーグ王者は10日の第2戦に勝ち、日本シリーズ進出に王手をかける。

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 完璧な手応えを得て、岡本は一塁へ弾むように走り出した。一回2死から左翼席中段へ2者連続ソロ。3位から勝ち上がってきた阪神の勢いを封じた。

 「丸さんがいい流れを作ってくれたので僕もそれに続こうと。打った瞬間、入ったと思った」

 この一発の直前、4番・岡本の前を打つ丸が「最高のスイングができた」と152キロの直球をバックスクリーン左へ運ぶ先制ソロ。続く岡本は甘く入ったフォークボールを仕留めた。2人が着火した打線は二回にも3得点。主導権を握った。

 ポストシーズンでの巨人の3、4番による連続本塁打は、1972年の阪急との日本シリーズ第5戦(西宮)の三回に3番・王貞治、4番・長嶋茂雄の『ON』がマークして以来47年ぶり。岡本(O)と丸(M)の『OM』が、V9時代の象徴だった黄金コンビに並ぶ輝きを放った。

 岡本は、広島から今季加入した丸と兄弟のように仲が良い。交流戦期間中の6月。仙台市内の焼き肉店で開催された決起集会で、志願して丸の隣の席に座った。体調維持のため断酒中の先輩と同じく、ノンアルコールの飲料を口にしながら野球談議に花を咲かせた。

 「甘い球に絞って狙う」などと、単純明快な思考で打席に立つ丸について「シンプルに考えていて分かりやすい」。4番の重圧に苦しむ時期も愛のあるイジリで励ましてくれた。レギュラーシーズンで31発。活躍することで恩返しをした。

 この日の試合前。緊張感が漂うベンチで、丸から両目に目薬をドバドバとかけられ、ナインが和むシーンがあった。昨季のCSは5試合で18打数1安打だったが、この日は2安打1打点。冗談交じりに効果を口にした。

 「(CSの)キャリアハイです。目薬のおかげで(球が)よく見えた」

 岡本と丸のアベック弾はシーズン中に6度、2者連発は2度。お立ち台では丸が「何とか後ろの“岡本さん”につなげられるようにと思った」と笑顔。7歳下の主砲を持ち上げるおなじみのコンビ芸で、4万5277人が詰めかけた東京ドームのスタンドを沸かせた。

 レギュラーシーズン終了から10日間、実戦から離れていた巨人。一体感を高めるために試合前、ベンチ裏で全員が手をつないで輪を作り、主将の坂本勇が「投手も打者も常に攻める気持ちを持っていきましょう!」と声をかけた。

 声を張り上げた坂本勇、亀井を含めた1-4番が全打点をマーク。阪神と激突した14年のファイナルステージは4連敗を喫したが、同じ過ちは繰り返さない。「(阪神の)流れが止まったような気がします。久々のゲームで勝利が付いたというところが良かった」と原監督。12年以来7年ぶりの日本一へ、大きな一歩目を踏み出した。 (谷川直之)

★1972年日本シリーズのON連弾VTR 

 10月28日、3勝1敗で迎えた阪急との日本シリーズ第5戦(西宮)の三回。0-1に3番・王が右越えにシリーズ1号ソロを放ち「どうだい、あの飛びよう。シリーズで一本も出ないなんて、みっともないもんな」。4番・長嶋が左越えに勝ち越しソロで続くと黒江、森にも一発が飛び出し、1イニング4本塁打のシリーズ新記録を樹立。「1イニング4ホーマーは新記録でしょう? そうだよね」とミスター。8-3で快勝し、日本シリーズ8連覇を達成した。

★CSファイナルステージ

 6試合制で行われ、先に4勝した球団が日本シリーズに進出する。レギュラーシーズン1位球団には、1勝のアドバンテージが与えられる。延長は十二回までで、ステージの勝ち上がりが確定した時点でコールドゲームとする。また先攻球団が十二回表を無得点で終了した際、裏は行わない。引き分けの場合、再試合は行わない。セ・リーグは悪天候による中止などで予定試合を消化できない場合、勝利数が多い球団が勝者。勝利数が並んだ場合は1位球団が勝者となる。予告先発はセ、パ両リーグとも実施する。

データBOX

 〔1〕レギュラーシーズン1位の巨人が勝利し、アドバンテージの1勝を含めて2勝0敗とした。日本シリーズ出場をかけたプレーオフ、CSで2勝0敗となったケースは過去22度のうち、日本シリーズ出場が21度(敗退は2017年の広島だけ)、突破率は95.5%(セでは過去7度中6度、突破率は85.7%)。

 〔2〕一回に3番・丸、4番・岡本が連続で本塁打。日本シリーズを含めたポストシーズンで巨人の3、4番の2者連続本塁打は、1972年第5戦の三回に王貞治→長嶋茂雄が打って以来47年ぶり4度目。

 〔3〕プレーオフ、CSで3、4番の連弾はセ・リーグでは初めてで、04年第2ステージ第1戦で七回にダイエー・井口資仁→松中信彦が放って以来15年ぶり2度目。巨人の2者連発は、14年ファイナルステージ第4戦の九回(セペダ→坂本勇人)以来5年ぶり3度目。

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