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【G戦士の素顔(19)】高田「納得いかないシーズン」から勝負の4年目へ 胸に期する思いと覚悟

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川崎市のジャイアンツ球場でキャッチボールを行う巨人・高田  高卒3年目のレギュラーシーズンも、悔しさとともに終わりを告げた。巨人・高田萌生投手(21)は今季をこう振り返る。

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 「正直、自分の思っていた通りにはいかなかったというのが一番強くて。もっと1軍に貢献したかったというか。そこを目標にやってきたので。本当に今年はここまで納得いかないシーズンだった」

 期待値が大きいからこそ、求めるものも必然的に高くなる。昨季は1軍初登板を経験。原監督が指揮官として復帰した昨秋のキャンプでは、若手の有望株として注目を集め、今春のキャンプでは初めて1軍スタートを切った。

 だからこそ、今季は先発ローテーションに食い込む存在として期待された。だが、2試合の登板で0勝0敗、防御率5・40。いまだにプロ初勝利を挙げられていない。自身でも「昨年より、シーズンを通じての調子や感覚が良くないと思ったので。コンスタントに調子を維持していくことが大事だなと。特に僕の能力だと、それぐらいないと絶対上では抑えられない」と分析している。

 それでも、決して何もせずに過ごしていたわけではない。夏場には「球の力強さだったり、筋量が増えることによっていままでできなかった動きとかができるようになる。安定感という意味でも」と除脂肪体重を増やすことを決意した。

 就寝前には、水に溶かしたプロテイン300mlを飲んだ。球団の栄養士に相談しながら、食事もバランスよく取るように改善。ジャイアンツ寮では副菜やサラダが自由に選べるため、偏りがないように手に取りながら自身の献立を写真に収め、チェックしてもらうなど徹底した。現在は80キロ程度をキープ。すぐには投球の結果としては結びつかなかったかもしれないが、オフには肉体を作り上げ、投球フォームも固めていくつもりだ。

 そして、後輩の存在も成長へのパワーとなった。シーズン終盤にD6位・戸郷(聖心ウルスラ学園高)が1軍デビューを果たすと、9月27日のDeNAとの本拠地最終戦ではプロ初勝利。2歳下の右腕の活躍に「やっぱりそこはライバルですし、年近い人がいいピッチングをするのは悔しい思いもありますけど、刺激にもなるので。自分が頑張るしかない」と気持ちを駆り立てられた。

 来年は高卒4年目。同学年は大学4年生になる。再来年には即戦力としてプロの門をたたいてくる選手も多いだけに、勝負の年になる。「間違いなく1勝しないと先が見えない。まずは1勝。必ずしないといけないので、特に来年への思いは強いです」と高田。誰もが認める成長を遂げ、1軍のマウンドを守る。(赤尾裕希)

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