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マー君、雄星圧倒して金字塔10勝!日本投手初の6年連続2桁

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試合後の田中は笑顔で「10(勝)」のポーズを作った(共同)  マリナーズ0-7ヤンキース(27日=日本時間28日、シアトル)米大リーグ、ヤンキースの田中将大投手(30)がマリナーズ戦に先発し、7回3安打無失点で日本投手初の6年連続2桁勝利となる10勝目(7敗)を挙げた。マ軍の菊池雄星投手(28)は2本塁打を浴びるなど、4回5失点で9敗目(5勝)。初めて実現した2人の投げ合いは、抜群の制球力を披露した先輩に軍配が上がった。

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 敵地シアトルに詰めかけたヤンキースファンから大歓声が巻き起こった。七回2死二塁、マリナーズの6番・ボーゲルバックを中飛に打ち取った田中をたたえる拍手が、スタンドから降り注いだ。

 「もちろん日本人初ということは、うれしく思う。序盤からスライダー、スプリットでうまくオフスピードのボールを効果的に使えていたっていう部分はあったと思います」

 7回3安打無失点と抜群の安定感。序盤に打線の強力援護をもらった右腕は、2014年の米1年目から日本投手では史上初となる6年連続の2桁勝利を達成した。

 メジャーデビューから6年連続の2桁勝利は名門・ヤンキースの長い歴史でも1995-03年に9年連続2桁勝利のアンディ・ペティット以来、球団史上2人目の快挙だ。黄金期を支えた256勝左腕に匹敵する活躍を果たしている。

 “先輩の威厳”を保った。この日は楽天時代も実現しなかったマ軍・菊池と初の投げ合いだった。3学年下の左腕に、前日の練習中はスプリット・フィンガード・ファストボールの握り方を伝授していたが、試合では経験の差を見せつけた。

 4回5失点でマウンドを降りた菊池に対し、米6年目の右腕はスライダーとスプリットを丁寧に低めのコーナーに投げ分けた。「ゲームが始まって、そこの意識はないですかね」といいつつ、内容と結果で、後輩を圧倒した。日本投手との投げ合いは、これで通算4試合で3勝無敗だ。

 「日本人というくくりをなくせば、もっと長く勝ち続けている人たちはいる」と満足した様子はない。ア・リーグ東地区首位を独走するチームは2位・レイズに10・5ゲーム差をつけた。10年ぶりのワールドシリーズ制覇へ、この勢いのままに突っ走る。

田中の投球についてヤンキース・ブーン監督「一時期不安定だったスプリットが、ようやく安定してきた」

★地元紙絶賛

 ヤンキースの公式サイトは『田中が菊池に投げ勝った』という見出しとともに「スプリットとスライダーが効果的だった」と安定度抜群の投球を評価。ニューヨーク・ポスト紙(電子版)はマ軍に相性が良く8勝0敗となったことを紹介し、デビューから連続の2桁勝利はヤ軍の球団記録はアンディ・ペティットの9年連続であることを伝えた。ニューヨーク・デーリー・ニューズ(電子版)も「ビッグゲームで強いことを改めて証明した」と称賛した。

データBOX

 〔1〕田中が今季10勝目(7敗)。米大リーグに移籍した2014年から6年連続6度目の2桁勝利。日本投手で6年連続の2桁勝利は黒田博樹の5年(10-14年、ドジャースなど)を上回る最多記録となった。通算6度は7度の野茂英雄(ドジャースなど)に次いで2人目。

 〔2〕楽天時代の09年から日米を通して11年連続で2桁勝利。プロ野球で11年以上続けて2桁勝利をマークしたのは、19年の米田哲也(阪急など)を筆頭に、山田久志(17年、阪急)、金田正一(15年、国鉄など)ら10人がいる。

 〔3〕日本投手の先発対決は17年6月23日の田中(ヤンキース、8回無失点)vsダルビッシュ有(レンジャーズ、7回無失点)以来2年ぶり16度目。田中の日本投手との先発対決は16年に岩隈久志(マリナーズ)と2度、17年のダルビッシュに次いで4度目。通算3勝0敗、防御率は0.62(29回、自責点2)と投げ勝っている。

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