阪神・球児、現役最多タイNPB通算234Sで締めた!矢野虎初の5連勝 - SANSPO.COM(サンスポ)

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阪神・球児、現役最多タイNPB通算234Sで締めた!矢野虎初の5連勝

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球児は九回を三者凡退でピシャリ。現役最多タイの234セーブ目を挙げた(撮影・門井聡)  (セ・リーグ、ヤクルト4-7阪神、19回戦、阪神12勝5敗2分、24日、神宮)ご、ご、5連勝やでぇ~! 阪神は投打がかみ合ってヤクルトに7-4で勝ち、今季初の5連勝。九回には守護神・藤川球児投手(39)が三者凡退で締めて、現役最多タイとなるNPB通算234セーブ目を記録した。これで借金を「2」まで減らし、3位DeNAとは2・5ゲーム差。5割復帰もクライマックスシリーズ圏内も、見えてきた!!

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 1つアウトを取るたびに、神宮が大歓声に沸いた。守護神藤川が九回を三者凡退にねじ伏せ、現役最多タイの234セーブに到達した。

 「年を取っているだけですよ。過去のことにすがるつもりはない。とにかく前だけを向いてやっていきます」

 3点リードで登板。荒木を7球連続直球で見逃し三振に仕留めると、奥村も内角低め146キロで見逃し三振。最後は西田を外角144キロで中飛に詰まらせた。「無事に終わってよかった」。今季、失敗ゼロの9セーブ目で試合を締めた。

 チームは今季初の5連勝。それも2013年7月5-12日に6連勝して以来となる、先発に連続で勝ち星がつくオマケつき。「こういう勝ち方を覚えていかないと」と話す理想のゲーム運びで、3位DeNAと2・5ゲーム差。クライマックスシリーズ(CS)も、手の届くところまできた。

 クローザー挑戦を表明して臨んだ今季。しかし、昨季までと同様、守護神ドリスでスタートした。不調でドリスが抹消された7月下旬までセットアッパーとして白星を拾う日々。4月末から6月にかけて18試合連続無失点を記録するなど勝利の方程式を支えたが、満足感はなかった。「どれだけ今シーズンの結果がよかったとしても、満足することはないだろうね」。クローザーへの思い入れは強かった。

 だからこそ、佳境を迎える夏場に守護神に返り咲き、結果を残す姿を矢野監督も称賛する。「素晴らしいよね。(自身の現役時代から)『球児のストレートは魔球や』って言ってきたんやけど、今も中心になっているのはストレート。この年でそのボールで勝負できて」。現役最多セーブにも「抑えじゃないところからはい上がってきて、ここまで来たという中身にも価値がある。すごいな、だけじゃ済まされへん」と頭を下げた。

 プロに入って21年。輝かしい結果を残してきたが、球場を出れば一人の人間で、父親で、そして“裏方”だ。試合がある日でも率先して子どもたちの習い事の送迎を引き受ける。休日に遠方へ外出する予定を聞けば、片道1時間以上の道中を心配して一緒に電車に揺られた日もあった。「グラウンドは仕事場だから思い切り前に出てやっていくけど、普段は完全に裏方よ」。多くの裏方さんの支えがあることは、身にしみて理解している。だからこそ今、目の前の試合を全力で戦う。

 この日、9・5ゲーム先の首位巨人に優勝マジック20が点灯した。それでも指揮官は「あきらめるつもりは何もないし」とCS進出をにらんでキッパリ。藤川も「あしたの方が大事。また頑張ります」と前を向いた。頼もしい守護神とともに一丸となって残り25試合、スパートをかける。 (箭内桃子)

中継ぎ陣について阪神・金村投手コーチ「5連勝中もいろんな(継投の)パターンができるようになったと思います。それは(藤川)球児がビシッと決めてくれるからですね」

データBOX

 ◎…藤川はサファテ(ソフトバンク)と並ぶ現役最多の234S目。歴代では佐々木主浩(横浜)に続く4位タイ。現役2位は永川勝浩(広島)で165S

 ◎…チームの5連勝は今季初。2018年5月22日のヤクルト戦(倉敷)から同27日の巨人戦(甲子園)以来

 ◎…夏の長期ロードはこれで10勝9敗1分けで負け越しがなくなった。勝ち越せば16勝10敗1分けだった17年以来

 ◎…借金「2」は7月10日の巨人戦(甲子園)以来

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