満塁の阪神・高山、逆転2点打!あの劇的G倒サヨナラ満弾以来の一撃 - SANSPO.COM(サンスポ)

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満塁の阪神・高山、逆転2点打!あの劇的G倒サヨナラ満弾以来の一撃

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高山は四回、逆転の2点二塁打を放つ。反撃の猛虎や!(撮影・山田喜貴)  (セ・リーグ、ヤクルト4-7阪神、19回戦、阪神12勝5敗2分、24日、神宮)劣勢をひっくり返すだけの力が、今の虎にはある。知り尽くした神宮の全てが、背中を押してくれた。高山が決勝の2点二塁打で勝負あり。塁上では拳を上げて喜んだが、試合後は真っ先に反省が口をついた。

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 「1本出たのはよかったですけど、正直、今の僕の立場だったら、あの1本だったらちょっと厳しいかなと思いますね」

 逆転を許した直後の四回。福留、マルテ、糸原の3連打などで1死満塁として、高山だ。134キロ直球を振り抜くと、白球はワンバウンドで中堅フェンスに到達。再逆転の2点二塁打で、これが決勝点。虎を今季初の5連勝に導いた。

 それでも六回先頭、八回2死三塁では空振り三振。後の2打席を反省した。矢野監督も「逆転されてすぐだったっけ? 流れの場面でも大きい」とほめつつ「もう1本というのは、俊(高山)には必要やと思う」。五回1死三塁の守備では二塁後方の飛球を糸原が捕り、走者が生還した。攻守の隙をなくし、全てを託せるほど頼もしく成長してほしい。

 「テレビ、見てる?」

 チームメートの坂本のスマホを鳴らしたのは6月17日。移動日だった高山は、自宅で全日本大学野球選手権の決勝戦(明大-仏大)を観戦した。大学時代に東京六大学新記録となる通算131安打を打ち立てた高山は、テレビを通して慣れ親しんだ神宮球場に思いをはせた。母校の優勝を見届け力をもらっていたが、自身もテレビを通し、しっかりと恩を返した。

 「最高だよ。超うれしい」

 声の主は、新井良太2軍打撃コーチだ。代打サヨナラ満塁本塁打を放った5月29日の巨人戦(甲子園)。朝が早い2軍だが、ゲームセットとなった午後10時30分までテレビで観戦。打った瞬間は拳を握ったという。昨年10月の「みやざきフェニックス・リーグ」から二人三脚してきた2人。「4月にファームにきたときも『感じは悪くない』と。俊なりに手応えがあるんだと思う」。高山の力で作った歓喜の輪が、2軍でともに汗を流したコーチをも喜ばせていた。恩返しは、まだまだこれからだ。

 「やっぱりそこが…。1本で終わったというのが悔しい」

 今は、ただただ必死。4年目を迎えた高山が、虎の太い柱になろうとしている。 (竹村岳)

決勝の2点二塁打を放った高山について阪神・浜中打撃コーチ「きょうは高山。(無死満塁で空振り三振の)大山の後でね。3点取られた直後に、よくカバーしてくれた。勢いをつけてくれたし、助けられました」

阪神・清水ヘッドコーチ「逆転されて、俊(高山)がよく打った。誰かが大事なところで打ってくれたらこっちのペースになる。俊に感謝」

五回1死三塁から右翼前方の打球を二塁・糸原が捕球して、犠飛を許したプレーに関して阪神・筒井外野守備走塁コーチ「あれは外野(右翼・高山)が捕球しなければいけない。押しのけても外野が捕る打球。しっかり反省したい」

データBOX

 ◎…今季のヤクルト戦は12勝5敗2分けとなり、勝ち越しが決定。18勝7敗だった2017年以来

 ◎…3戦連続7得点以上で勝つのは2018年5月5日の中日戦(甲子園、7-2)、6日の同戦(7-5)、8日の巨人戦(東京ドーム、9-0)以来

 ◎…先発野手全員安打は8月22日のDeNA戦(京セラ、○8-0)以来

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