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雄星、初完封96球斬り!日本人投手4人目の価値ある「100球未満」

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メジャー初完封勝利を飾り、サービス監督と抱き合う菊池 (共同)  ブルージェイズ0-7マリナーズ(18日=日本時間19日、トロント)米大リーグ、マリナーズの菊池雄星投手(28)がブルージェイズ戦でメジャー初完封し、6月23日(同24日)以来の5勝目(8敗)を挙げた。2安打8奪三振、わずか96球の完封劇。日米通算1000奪三振を達成するなど、7-0の快勝に貢献した。

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 左足を蹴り上げるように躍動し、151キロの直球を高めに投げ込んだ。96球目。菊池は27個目のアウトを空振り三振で奪うと、グラブを強くたたいて感情を爆発させた。

 「ここ数試合、早い回でマウンドを降りることが続いていた。本当に、チームにやっと貢献できたとほっとしている」

 六回以降は走者さえ許さず、2安打、1四球の8奪三振でメジャー初完封を飾った。日本投手では10人目。精密機械の異名を持ち、ブレーブスなどで通算355勝を挙げた好投手にちなんで「マダックス」といわれる100球未満での完封は日本投手で4人目だ。

 100球程度で先発投手が交代するメジャーでの完封は難しく、菊池は26度目の登板で達成。日米通算1000奪三振に到達するなど、9試合ぶりの白星となる5勝目を挙げた。

 課題だった球威が戻った。6月に入ると力を入れているつもりが、球速が上がらない。中4、5日の短い登板間隔に疲労や筋肉の張りが取れなかった。「日本では一回もそういうのを感じたことがない」と状態を維持することにメジャーの壁を痛感していた。

 そんなとき、西武時代と最近の映像を見比べ「いい球を投げたいと、どんどん力んで動きが硬くなっていることに気付いた」と自己分析。この日はフォームを簡素化するためクイック投法にし「四回くらいから直球のタイミングが合ってきた」と好投につなげた。

 プライベートでは7月上旬に第1子の長男が誕生。初めて勝利を届け「ここから残り数試合、強い形で終わって来シーズンにつながるような投球をしたい」。ア・リーグ西地区では首位・アストロズと27ゲーム差の最下位。マ軍の再建は、雄星の成長とともに進んでいく。

菊池の初完封に西武・辻監督「すごいね。この結果が大きな自信になってくれるといい」

菊池とともに自主トレを行う西武・佐野「努力しているのを一番知っている。その成果が出ていると思います」

グレグ・マダックス(Greg Maddux)

 1966年4月14日生まれ、53歳。米テキサス州出身。1984年ドラフト2巡目でカブス入団。抜群の制球力から「精密機械」と称され、100球未満の完封を13度達成している。2004年に16勝を記録し17年連続15勝を達成。サイ・ヤング賞4度、最多勝利3度、最優秀防御率4度など獲得した。08年引退し、14年に殿堂入り。通算成績は744試合に登板、355勝227敗、防御率3.16。右投げ右打ち。

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