阪神・メッセ、今夏中に緊急帰国へ コンディション面不調で米国での治療希望 - SANSPO.COM(サンスポ)

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阪神・メッセ、今夏中に緊急帰国へ コンディション面不調で米国での治療希望

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メッセンジャーが緊急帰国。終盤戦に向けて大黒柱が離脱する  2軍調整が続いている阪神のランディ・メッセンジャー投手(37)が、コンディション面の不調により今夏中に米国へ緊急帰国することが22日、分かった。来日10年目の今季は日本人選手扱いとなり、5年連続6度目の開幕投手を務めるも3勝7敗、防御率4・69。今季中の復帰は絶望的とみられ、日本通算100勝に「2」と迫っていた大黒柱が、衝撃とともに日本を去る。

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 福留が戻り、新たにソラーテも加わるというのに、まさかの事態だ。勝負の夏、そして秋へと踏み出す矢野虎にメッセンジャーの姿はない。1軍復帰のめどを立てるどころか、コンディション面の不調を訴え、治療のため日本を離れる。

 大黒柱としての頼もしさが、最後まで戻らなかった。10日の巨人戦(甲子園)でも2回5安打4失点と炎上し、自身2連敗でチームワーストタイの7敗目(3勝)。翌11日に出場選手登録を抹消され、13日から鳴尾浜で調整していた。

 「チームが必要といってくれれば、そこ(1軍)にいきたい」と語っていたが、一向にコンディションは上向かず、連日、施設内でのトレーニングに終始。メッセ自身が母国での治療を希望していて、このタイミングでチームを離れる。遅くとも8月には、帰国の途に就くという。その後のスケジュールは未定だが、今季中の復帰は絶望的な見通しだ。

 チームはまさに「さあここから」というところだった。23日には両ふくらはぎ痛で離脱していた福留が1軍に復帰。そして、この日入団会見に臨んだ新助っ人のソラーテ(前マーリンズ傘下3A)も加わり、9ゲーム差をつけられた首位巨人の背中を、もう一度、チーム一丸になって追っていく局面だった。あとはメッセンジャーさえ本来の姿なら、というところだったのだが…。

 昨年12月に単年3億5000万円で契約し、挑んだ来日10年目。今季から日本人選手扱いとなり、外国人枠も外れ、例年以上にフル回転するはずだった。矢野監督も5年連続6度目の開幕投手に任命し、右腕自身も心してシーズンを踏み出したが、好投しても打線の援護に恵まれず、波に乗れない。4月5日の広島戦(マツダ)では日米通算100勝、5月4日のDeNA戦(甲子園)では1失点完投勝利を飾ったが、そこから3連敗。6月4日のロッテ戦(ZOZOマリン)の白星を最後に1カ月以上、勝利がなかった。

 2013、14年に最多奪三振のタイトルを獲得し、CSを勝ち上がって日本シリーズ出場へ導いた14年には最多勝にも輝いた。昨季までの9年間で7度の2桁勝利をマークし、エースとして君臨。しかし、今シーズンはその頼もしさを発揮できなかった。

 球威の衰えを指摘する声もある。単年契約でオフには来季の契約交渉をすることになるが、来年39歳になる年齢面を含めても、厳しい立場に立たされる。こだわりを見せていたバッキーの持つ球団記録、日本通算100勝にも「2」と迫っていたが、今季の達成は絶望的。何より、虎は大黒柱を欠いて終盤戦へ突入することになった。

★先発陣は豊富

 現在、阪神の先発ローテは西、青柳、高橋遥、岩田、ガルシアを中心に回っている。今週はここに秋山が復帰する予定だ。現在、登録抹消中の選手では望月が再昇格を狙っており、さらに岩貞や藤浪も2軍で出番を待っている。メッセンジャーが抜けても、穴を埋める選手はいる。ただ、実績ではメッセが抜けており、離脱は痛手だ。

ランディ・メッセンジャー(Randy Messenger)

 1981年8月13日生まれ、37歳。米ネバダ州出身。スパークス高からマーリンズ、ジャイアンツ、マリナーズを経て2010年、阪神に入団。13年は開幕投手を務め、183奪三振でリーグ最多奪三振。翌年も13勝で最多勝利と最多奪三振。16年5月29日の巨人戦では日本通算1000奪三振を達成。今年4月5日の広島戦では日米通算100勝に到達。今季は13試合に登板し、3勝7敗、防御率4・69。198センチ、109キロ。右投げ右打ち。年俸3億5000万円。背番号「54」

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