【球界ここだけの話(1687)】投手“受難”の時代で勝つマー君のすごさ - SANSPO.COM(サンスポ)

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【球界ここだけの話(1687)】投手“受難”の時代で勝つマー君のすごさ

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ヤンキースの田中将大投手  米大リーグ、ヤンキースの田中将大投手(30)が20日(日本時間21日)のロッキーズ戦(ニューヨーク)で今季7勝目(5敗)を挙げ、日米通算で松坂大輔(現中日)、岩隈久志(現巨人)に並ぶ日本投手3位タイとなる日米通算170勝(日99勝、米71勝)を挙げた。<1位は黒田博樹=203勝(日124勝、米79勝、2位は野茂英雄=201勝(日78勝、米123勝>

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 米球界では球数の管理や、先発や中継ぎの分業制が日本以上に定着。メジャーの平均防御率は2010年から9シーズンは3点台後半から4点台前半だった。しかし、田中が日米通算170勝を挙げた20日時点で今季の平均防御率は4・50と投手が“受難”の時代となっている。米サイト、ベースボール・リファレンスに残る1871年からの統計によると、今季の1試合あたり1・38本塁打は“史上”最も高い。近年は“飛ぶボール”が使われているということが、選手側の感触としてある。もちろん、大リーグ機構(MLB)は“飛ぶボール”への変更は認めていないが、フライボール革命や打者のレベルアップ以外にも本塁打が増える理由は、どうやらありそうだ。

 それだけに、先発投手にとっては白星を勝ち取る難しさは増している。

 「それはねえ、時代はどうであれ大変なのは変らないですよ。特にこれだけ、トップレベルの中でやっているわけなので、そこは紙一重がたくさんある。大変ですよ、決して楽だな、と思っていない。必死こいて、毎回、毎回やっています」

 田中は、しみじみと1勝の重みを語った。日米通算170勝74敗(日35敗、米39敗)。勝率はなんと、・697だ。投手につく勝敗は打線の援護、チーム状況にも左右される。その不確定要素の多い中で“勝つ投手”がマー君だ。

 「(勝利数が)現役選手の中で最多タイだろうが、そこ(個人成績)を目標にしていない。でも、そんなに勝ったんだな、という印象はあります。170という数字を聞くと。1試合1試合が自分とってはすごく大事だし、その目の前の試合に勝っていく、ということが自分の中では一番大事なこと。そうやってきた積み重ね」

 今はア・リーグ東地区の優勝、そしてワールドシリーズ制覇が最大の目標。名門球団の世界一奪回へ貢献するべく、メジャー6年目を突き進んでいる。

(山田結軌)

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