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清宮、33打席ぶりHがタイムリー!日本ハム5連勝で首位・鷹に2差

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33打席ぶりの快音。打球が外野へ抜けていくのを見届けながら、清宮は一塁へと駆け出した  (パ・リーグ、日本ハム4-0ロッテ、16回戦、日本ハム11勝5敗、20日、札幌D)パ・リーグ2位の日本ハムは20日、ロッテ16回戦(札幌ドーム)に4-0で勝って5連勝。不振で「9番・左翼」で出場していた清宮幸太郎内野手(20)が、四回に33打席ぶりの安打となる中前適時打を放った。首位のソフトバンクは6連敗を喫し、そのゲーム差は「2」に接近。さらなる上昇をはかるチームのキーマンが、復活への第一歩を記した。

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 思いの詰まった打球が中前に抜けた。四回、3点を奪ってなお2死一、二塁。清宮が、3年目右腕・佐々木に追い込まれてからの外角のシンカーに食らいついた。33打席ぶりの快音。札幌ドームを埋めた4万1138の大観衆がわいた。

 「打った瞬間ヒットになると思った。恥ずかしいですけど、ベンチも自分のことのように喜んでくれて、うれしかった」

 栗山監督も拍手を送り、三塁側ベンチは大盛り上がり。一塁ベース上で清宮も、照れくさそうに笑顔で応えた。6月22日の中日戦からこの日の第1打席まで32打席連続無安打、しかも20三振。「しんどくなかったと言ったら嘘になる。長かった」。約1カ月に及んだトンネルを、ようやく脱出した。

 高校通算111本塁打などアマチュア時代から打ちまくってきた男が、これまでの人生で味わったことのないほどの不振。「もちろん悔しいけど、やれることをしっかりやろう」と下を向かず、試行錯誤を続けた。先輩・中田のバットを借りたり、登場曲を変えたり…。17日の北九州遠征では栗山監督の計らいで、西武などで通算437本塁打を放った秋山幸二氏から体の上下のバランスについて助言を受けた。当たりは止まっても、歩みは止めなかった。

 前日19日のナイターの後も午後11時過ぎまで球場に残り、素振りとティー打撃を繰り返した。数時間後にはグラウンドに姿を現し、デーゲームのこの日も試合前の特打を敢行。自らの努力で苦難を乗り越えた20歳は、「まだ(不振を)抜けたかは分からない。明日からもしっかり1打席ずつ勝負していきたい」と余韻に浸ることなく、前を向いた。

 チームも今季2度目の5連勝で、貯金は「7」に。「チームの流れもいいので、1軍にいる者として自分もこれを続けていかないといけない」と清宮。首位を追う日本ハムに欠かせない男が、復活ののろしを上げた。 (浜浦日向)

清宮について日本ハム・栗山監督「苦しみの中にしか生まれないものがある。この期間を彼がどういう思いで過ごしたかが大事」

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