【黒田正宏 軍師の断】梅野リードに苦言…敗因は慎重さ足りない配球 - SANSPO.COM(サンスポ)

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【黒田正宏 軍師の断】梅野リードに苦言…敗因は慎重さ足りない配球

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一回ビシエドに一塁空いている状況で2球目先制打  (セ・リーグ、中日4-2阪神、12回戦、中日8勝4敗、15日、ナゴヤD)竜のアルモンテ&ビシエドに打たれまくり…。ダメージの大きい1敗に、元捕手で阪神ではヘッドコーチなどを務めた黒田正宏氏(71)=サンケイスポーツ専属評論家=は、バッテリーの配球が敗因と指摘。同じ失敗を繰り返した梅野隆太郎捕手(28)に、もっと慎重な姿勢を求めた。

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 どうしても勝たなければいけない試合だった。後半戦開幕に加え、下位の中日との相性の悪さ(この日で4勝8敗)を、一日でも早く改善しなければいけなかった。ところが4失点は、すべて2死から。敗因はバッテリーの配球。そこしかない。

 致命的となった八回2死一塁でのアルモンテの決勝二塁打。初球の内角直球はあまりにも不用心だった。確かにジョンソンの直球は走っていた。しかし、一走・大島が盗塁を仕掛ける可能性もあり、外角のボール球から入って、様子を見るべきだった。

 アルモンテに対しては1点を勝ち越した直後の六回にも同点ソロを許していた。投手はガルシアだったが、これも初球の外角高めだった。今季、アルモンテは阪神戦に4試合目の出場となったが、7日に再昇格したばかりで“今季初対戦”のようなもの。助っ人の立場からすれば存在感を示したいわけで、積極性が増すのは予想できた。

 一回2死二塁で、一塁が空いている状況でビシエドに1ボールからの2球目の直球を先制打された配球もしかり。あまりにも慎重さが足りない。一方で、中日のバッテリーは実に巧みだった。八回2死から中前打で出塁した近本に対し、けん制を重ねた六回を生かして、初球をくぎ付け。2球目にピッチドアウトで盗塁を阻止した。阪神サイドはベンチも含めて、勝負の分岐点を軽視しすぎたといえる。

 西、ガルシア、メッセンジャー、青柳ら先発陣になかなか白星がつかないのは、緊迫している場面で配球の甘さが出てしまうから。勝負の後半戦。1球でペナントレースの行方が左右される怖さを分かってほしい。 (サンケイスポーツ専属評論家)

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