マー君、米通算70勝!1カ月ぶり6勝で野茂、黒田に続く日本投手3人目 - SANSPO.COM(サンスポ)

試合
速報

マー君、米通算70勝!1カ月ぶり6勝で野茂、黒田に続く日本投手3人目

更新

田中は六回、味方の好守にグラブをたたいてねぎらった(共同)  ヤンキース4-2ブルージェイズ(14日=日本時間15日、ニューヨーク)米大リーグ、ヤンキースの田中将大投手(30)がブルージェイズ戦に先発し、6回4安打2失点、5奪三振で6勝目(5敗)を挙げた。チームは4-2で勝利し、野茂英雄、黒田博樹に続き、日本投手3人目となるメジャー通算70勝を達成した。決め球のスプリット・フィンガード・ファストボールが復調し、6月17日(同18日)のレイズ戦以来、約1カ月ぶりの白星。後半戦は幸先のいいスタートを切った。

<< 下に続く >>

 伝家の宝刀が輝きを取り戻した。後半戦初登板の田中が、スプリット・フィンガード・ファストボールを低めに集め、ブルージェイズ打線を封じ込んだ。

 「最近の中では全体的によかった。スプリットは、よかったと思います。きのう、(チームは)接戦を落としていたし、ここで一つ勝ってすぐに取り戻せたのは大きかった。チームが勝ったのは大きかった」

 6回4安打2失点。五回に直球を狙われ、2本のソロ本塁打を浴びたが、その他のイニングは内野手の失策が3つありながら、粘り強く低めに投げ込み、得点を許さなかった。

 約1カ月ぶりの勝利でメジャー通算70勝(39敗)に到達した。日本選手では野茂英雄(123勝109敗)、黒田博樹(79勝79敗)に続き、3人目の快挙だ。勝率でも野茂が・530、黒田が500に対し、田中は・642と突出した好成績を残している。これで6勝。2014年のメジャーデビューから6年連続2桁勝利に到達すれば、日本投手史上初となる。

 今季の前半戦はスプリットに課題を残した。落差や制球が思い描いた通りに行かず、痛打を浴びる場面が目立った。ロスチャイルド投手コーチと何度も話し合い、登板間のブルペン投球では映像機器を使ってボールの軌道を確認。代替出場した9日(日本時間10日)のオールスター戦で、手応えをつかんだという。

 「練習だと思って、いっぱい投げてやろう」と全17球中、7球でスプリットを選択。今季31本塁打のベリンジャー(ドジャース)を空振り三振に斬った。「そこで得たヒントをうまく生かせた」とこの日はウイニングショットで多投し、無四球で5三振を奪った。

 「いい流れになっていけばいい。自分で願っているだけでは、なんともならない。その流れを自分でつかみ取れるように準備したい」

 9日のオールスター戦は日本投手で初の勝利投手となった田中。夢の舞台でつかんだ勢いで、12年以来のア・リーグ東地区優勝、09年以来のワールドシリーズ制覇へ加速する。

田中についてヤンキース・ブーン監督「良い投球内容だった。きょうは見事なスプリットが数球あった。ブルージェイズ打線はタフなので田中の成果には満足している」

★先発を補強!?

 ア・リーグ東地区で首位を快走するヤ軍だが、7年ぶりの地区優勝に向けて、さらなる補強に動く可能性がある。この日、田中と投げ合ったブルージェイズの先発右腕、ストローマンもその1人。ブーン監督は試合後に先発の補強について聞かれると「ヤンキースの先発はメジャーでもベスト、世界一の才能がある。実際に補強されたらそれはいいことだが、今のチームでも十分にスペシャルなことができるチームだ」と現有戦力への信頼も口にした。

試合結果へ田中の成績へ

PR