【球界ここだけの話(1664)】けがと向き合う難しさ、ソフトB・今宮「なめていた。甘かったですね」 - SANSPO.COM(サンスポ)

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【球界ここだけの話(1664)】けがと向き合う難しさ、ソフトB・今宮「なめていた。甘かったですね」

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ソフトバンク・今宮  大量の故障者を抱えるソフトバンクが交流戦で優勝し、リーグ戦の再開も首位で迎えた。層の厚さとチーム全体のレベルの高さを改めて証明した。ただ、やはりけがと向き合うことの難しさのことの方が印象に残ってしまう。左太もも裏の痛みで22日に出場選手登録を抹消された今宮健太内野手(27)は6月中旬に正直な気持ちを吐露していた。

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 「なめていた。甘かったですね」

 開幕から、昨年9月に痛めた古傷に悩まされたまま戦ってきた。昨季は肉離れをしながら、優勝争いに戻るために懸命に治療。1カ月半後の日本シリーズには出場した。「オフにしっかり治せばいい」と応急措置のような形でグラウンドに戻ったが、その間に患部は予想以上に悲鳴をあげ、今季に影響してしまった。

 「4、5月はそこまで悪くなかったけど、5月下旬から状態が上がってこなくて。守備の動きもよくないし、盗塁もできない。打撃も下半身が粘れない。(休養する)けが人がいても、ベンチ入りの枠が一人減ってしまうだけ。万全で全力疾走できるようにしたい」

 長期離脱になる前に現実を認めた。4月下旬から休養も設けて戦列に参加し、打率もリーグ上位でチームを引っ張った。5月24日からのロッテとの3連戦(ZOZOマリン)は欠場。そこから下降線をたどった。

 工藤公康監督(56)は「シーズンが始まったときから『こちらが出るなといったときはダメだぞ』といっていた」と手綱を絞る約束をしていたことを明かす。ただ、欠場した試合のほとんどで、本人は出場を志願していた。4月に左膝を痛めた柳田悠岐外野手(30)も当初は全治3週間。早期復帰を狙って早めに練習を開始した結果、長引いた。

 目の前に試合があれば出たい-。無理をしてできるのなら、無理をする。当然の心理で、失ってはいけない感情であるはずだ。一方で、どの程度の無理がどれほど後に響くのかは、やってみないと分からない。その葛藤はプロ野球選手だけでなく、スポーツ選手の永遠の問題。今季のソフトバンクをみていて強く感じる。(安藤理)

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