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【球界ここだけの話(1660)】巨人・中川のスライダーは丸のお墨付き

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巨人の若き新守護神、中川皓太  2年連続MVP男の慧眼に狂いはなかった。

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 巨人の若き新守護神、中川皓太投手(25)は4年目で才能を開花させた。交流戦を終えた現時点で、すでに自己最多32試合に登板。2勝1敗9セーブ、8ホールド、防御率1・35と抜群の安定感を誇り、今やブルペンの柱となった。周囲の予想を上回る急成長だが、丸佳浩外野手(30)にとっては、驚きではなかったようだ。

 春季キャンプを前に、川崎市のジャイアンツ球場で選手たちがおのおので自主トレを行っていた1月下旬のこと。中川は広島からフリーエージェント(FA)で加入してきた丸と室内練習場で初対面した。超大物の新戦力を前に緊張気味に自己紹介すると、思いがけない言葉が返ってきた。

 「君のスライダー、一番衝撃を受けたよ。(球界で)一番いい変化球だと思うよ」

 中川は耳を疑った。「『えっ、冗談ですよね』と。最初は半信半疑で、びっくりしました。でも、すごくうれしかったです」。まずは春季キャンプでアピールし、開幕1軍を狙おうという若手左腕が、球界屈指の強打者からのお墨付きを与えられたのだ。

 丸いわく、投球にはマウンドからストライクゾーンへの軌道があるといい、「一度、外れた球は普通はそのまま外れる。でも皓太のスライダーはそこからビューンとすごい角度でゾーンに戻ってくる。去年初めて見たとき、一番の衝撃を受けました」。実際の対戦結果は丸が2打数2安打だが、各球団のエース級の変化球と比べても、抜群のキレだと熱っぽく語っていた。

 この太鼓判を自信に変え、中川は救援陣の一角として開幕1軍の座をつかんだ。開幕から16試合、17イニング連続無失点をマークするなど大活躍し、終盤の最重要局面を任されるようになった。武器は力強い直球と、丸絶賛のスライダーだ。

 「今までは負け試合が大半だった。何としても今の立場を守りたいです」と中川。こんな躍進を予測(?)していた丸は、さすがの“選球眼”だ。(谷川直之)

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