楽天6点→DeNA7点!前代未聞の一回67分、イーグルスが21度目逆転勝ち - SANSPO.COM(サンスポ)

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楽天6点→DeNA7点!前代未聞の一回67分、イーグルスが21度目逆転勝ち

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試合を締めた松井(左から2人目)は雄たけびを上げた。乱打戦を制した楽天が交流戦優勝への望みをつないだ (撮影・斎藤浩一)  (セ・パ交流戦、DeNA9-11楽天、2回戦、1勝1敗、22日、横浜)楽天は22日、日本生命セ・パ交流戦のDeNA2回戦(横浜)に11-9で逆転勝ち。交流戦勝ち越しを決め、優勝の可能性を残した。一回を終えるのに1時間7分を要し、両軍計13得点、両軍先発野手全員出塁、両軍先発投手ノックアウトが記録された試合。両リーグ最多となる21度目の逆転勝ちで“世紀の大乱戦”を制した。また、パがこの日3勝を挙げ、10年連続の交流戦勝ち越しを決めた。

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 横浜スタジアムは大観衆が発する歓声、悲鳴、どよめきに包まれっぱなしだった。雨で遅れて午後2時15分に始まった試合。そこから1時間7分にわたり、とんでもない光景が繰り広げられた。

 「ほとんどの方が初めて見たのでは。初回に6点を取って負けたら、シーズン中にガタガタいってしまう」

 平石監督は「いろいろ語ると間違った形で伝わってしまうから」と前置きしたが、その慎重な言葉が前代未聞の事態を浮き彫りにしていた。

 まさに“ノーガードの打ち合い”。ボクシングWBA&IBF世界バンタム級王者、井上尚弥が務めた始球式でゴングは鳴った。

 先頭・茂木の二塁打で始まり、島内の先制二塁打、D1位・辰己(立命大)の押し出し四球などで4得点。相手先発のD3位・大貫(新日鉄住金鹿島)に1死も取られずKOした。その後も手を緩めず8者連続出塁。33分間の猛ラッシュで6点を挙げ、試合の大勢を決めた…かに思われた。

 しかし、その裏にカウンターパンチが待っていた。1死満塁でロペス、大和に連打を浴びて今度は古川が1死でKOされ、戸村が神里に左中間へ3点二塁打を許して6-7。32分間の反撃で一気にひっくり返された。

 一回が終わったのは午後3時22分。1イニングで両軍計13得点、先発野手全員出塁が記録され、両軍の先発投手が降板した。両軍が一回に6点以上挙げるのは、ヤクルトが8点、中日が6点を挙げた1989年10月7日の中日-ヤクルト(15-11、ナゴヤ球場)以来の珍事だった。

 ただ、ダウンしても不屈のボクサーのように立ち上がるのが今季の楽天だ。D6位・渡辺佳(明大)が五回に代打で2点打を放って1点差に迫ると、プロ9年目の山下が七回に逆転2ラン。相手をマットに沈め「チームが勝てたことがすごくプラス」とほほ笑んだ。

 山下は、捕手としてもD2位・太田(大商大)に代わり二回から救援陣を好リード。平石監督は「一回の守備でああなった時点で(山下に)託そうと思った。大きな大きなホームラン」とたたえた。3安打1得点の銀次も「こんな試合は初めて」と振り返る大乱戦。逆転での交流戦初Vへ“逆転の楽天”が真骨頂を発揮した。(広岡浩二)

先発して1/3回で7失点の楽天・古川「攻めの投球をしようと思っていた。野手の皆さんに申し訳ない」

★楽天のV条件

 楽天が交流戦に初優勝するには、首位・ソフトバンクが23日の巨人戦に引き分けることが絶対条件。その上で、雨天順延となった24日を含む残り2戦に連勝する必要がある。巨人と12勝6敗で並んだ場合でも、当該対戦で負け越していることから、楽天は巨人を上回れない。

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