ヤクルト、明大・森下&大船渡高・佐々木にD1候補最高ランク - SANSPO.COM(サンスポ)

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ヤクルト、明大・森下&大船渡高・佐々木にD1候補最高ランク

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即戦力のナンバーワンは森下。明大を38年ぶりの大学日本一に導き、大きな勲章を手にした(撮影・桐原正道)  ヤクルトが今秋ドラフトの1位候補として、『即戦力』なら明大・森下暢仁(まさと)投手(4年)、『将来性』なら岩手・大船渡高の佐々木朗希投手(3年)を最高ランクに位置付けていることが17日、分かった。最速154キロ右腕の森下は、この日神宮球場で行われた全日本大学選手権決勝の仏教大戦で1失点の完投勝利。明大を38年ぶり6度目の優勝に導いた。ヤクルトは1、2位候補となるAランクの選手を12人に絞り込んでおり、10月17日のドラフト会議直前まで動向を見極める。

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 歓喜の輪の中心で右人さし指を突き上げた。複数のプロ野球のスカウトが視察する中、明大・森下がこの日最速152キロの直球にカーブやカットボールなどを織り交ぜ、10三振を奪うなど1失点完投。「今までこのメンバーと野球をやってきてよかった。チームのみんなが助けてくれた」と主将として優勝旗を受け取った。

 全国の舞台で明大を38年ぶりの日本一に導き、最高殊勲選手と最優秀投手を獲得。最速154キロ右腕は今秋のドラフト会議で1位指名されることが確実となっている。

 特に熱視線を送るのがセ・リーグ最下位に沈むヤクルトだ。この日までにドラフト戦略の一端が判明し、森下と最速163キロを誇る大船渡高・佐々木の2人を最高ランクに位置付けていることが分かった。球団関係者が明かす。

 「Aランクの中で順位付けはしていないが、2人がその位置付けであるのは間違いないでしょう。(森下は)将来的に先発ローテーションの軸になれる投手だと評価している。(佐々木の)潜在能力は類を見ない。将来性は計り知れない」

 チームは5-6月に球団ワーストタイの16連敗を喫し、チーム防御率は12球団ワーストの4・70。投手陣の再建は急務だ。今月14日のスカウト会議では263人をリストアップ。1、2位候補とするAランクの選手を12人に絞り込んだ。中でも現時点での評価が高いのが両右腕とみられる。

 今年のドラフト1位で『即戦力』の選手を指名するのか、それとも『将来性』を買っての指名となるのか…。

 『即戦力』として完成度が高いのが森下。180センチ、75キロと細身だが、快速球に加えて110キロ前後で大きく縦に割れるカーブが特長。フィールディングにも非凡なセンスを感じさせており、入団1年目からの活躍が期待できる。

 一方で規格外の『将来性』を見せているのが佐々木だ。190センチの長身から繰り出される速球は、4月に行われた高校日本代表候補の研修合宿で高校生史上最速の163キロをマークした。球団は複数スカウトによる「クロスチェック」で密着マーク。佐々木にはすでに日本ハムが1位指名を公言しており、両投手とも複数球団の競合は必至となっている。

 今年のドラフト市場は投手に逸材が多い。ヤクルトは今後、球団の方針やチーム状況などを考慮しながら戦略を練る。運命のドラフト会議まで約4カ月。令和のエース候補指名へ、直前まで2人の動向を追う。

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