ヤクルト・村上、16号特大V弾!最年少打点王へセ・トップ快走『48』 - SANSPO.COM(サンスポ)

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ヤクルト・村上、16号特大V弾!最年少打点王へセ・トップ快走『48』

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神宮では初のお立ち台。村上(左)は青木に左腕を掲げられ、喜びを分かち合った(撮影・長尾みなみ)  (セ・パ交流戦、ヤクルト9-4オリックス、2回戦、1勝1敗、9日、神宮)ヤクルトは9日、オリックス2回戦(神宮)に9-4で勝ち、連敗を2で止めた。3-3の六回無死一塁で、2年目の5番・村上宗隆内野手(19)が、右翼席へ決勝の16号2ラン。5試合連続打点でセ・リーグトップを守る48打点となり、史上最年少の打点王を狙える勢いだ。チームは本拠地で5月6日以来、13試合ぶりの白星。若き大砲が、神宮に喜びの傘の花を咲かせた。

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 雨粒が落ち始めた神宮に、白球のアーチがかかった。3-3の六回無死一塁。村上は追い込まれながらも、フォークボールに反応した。燕党が埋めた右翼席の上段まで飛んでいく特大弾。インパクトの瞬間に確信した背番号55は、ゆっくりと一塁へ歩みを進め、ダイヤモンドを一周した。

 「感触はよかった。三振だけはしないようにと思っていた。初めてのお立ち台に、青木さんと上がれてうれしい。もっと活躍して2人で立てるようにやっていきたい」

 本拠地・神宮では初のお立ち台。3万474人の前に立つと、19歳らしい初々しい表情を見せた。決勝の16号2ランで5試合連続の打点。今季48打点で、この日ともに1打点をあげた2位の広島・鈴木(45打点)と3位の巨人・坂本勇(44打点)を突き放し、依然リーグトップだ。19歳で打点王になれば、セ・リーグでは巨人・長嶋茂雄、王貞治の22歳の最年少記録を塗り替える。プロ野球記録は1953年に20歳で獲得した西鉄・中西太で、これも上回る。

 お立ち台で並んだ37歳の青木に「ベンチ裏で(本塁打を)狙っていたと言っていた」と暴露(?)されると、村上はタジタジ。今季の飛躍の土台は、その大先輩に築いてもらった。

 1月に米ロサンゼルスでの自主トレに誘われ、同行。衣食住をともにして、自分に合ったフォーム、体作りなどを学んだ。4月29日の巨人戦(神宮)では、失策をした後にもたついた村上の姿勢に、青木は「すぐにボールを取りに行かないと。やるべきことはしっかりやらないと駄目」と、試合中でも厳しい言葉をかけられた。それだけに青木も「(一緒にお立ち台に立てて)縁を感じる」と、弟分の活躍に目を細めた。

 前夜、村上は関東遠征に来ていた母校の熊本・九州学院高・坂井宏安監督(61)にあいさつに向かい、食事面の助言を受けるなど激励された。この一発も恩師に受けた指導のたまもの。同監督には打撃練習でも「ゴロを打つな」と徹底された。ゴロ、あるいは空振りを狙ったフォークボールに対し、培った技術でバットをボールの下に入れ、スタンドまで運んだ。

 神宮では5月6日の阪神戦で勝ったのを最後に、1分けを挟んで11連敗中だった。本拠地のファンに、13試合ぶりの勝利を届けた小川監督は「大きな一発だった」と村上をたたえ、「応援していただいていたのに勝つことができていなかった。感謝したいです」と胸をなで下ろした。

 5位・中日に0・5ゲーム差に迫り、まずは最下位脱出が見えてきた。今週はパ・リーグ本拠地での6連戦。村上は「連勝してまた神宮に戻ってきたい」と声を弾ませた。若き燕の大砲が、反撃ののろしをあげる。 (横山尚杜)

★黄色い声援

 このオリックス3連戦(初戦は雨天中止)は「SWALLOWS LADIES DAY」と銘打たれ、対象チケット購入の女性全員に限定ユニホームが配られた。試合後にはモデルでヨガ講師の島袋聖南(32)がグラウンドでヨガ体験教室を行った。このイベントに合わせて「第2回スワローズイケメン大総選挙」も行われ、1位は山田哲(村上はトップ10圏外)。10位に入った青木は2安打3打点の活躍で、「つなぐ意識をもっていつも打席に入っている。ファンの前で勝ててよかった」と、黄色い声援に応えていた。

データBOX

 高卒2年目のヤクルト・村上が4日の日本ハム戦でのソロに続いて、交流戦2号。高卒2年目までに交流戦で複数の本塁打を放ったのは、2015年に3本の西武・森友哉(2年目)に次いで2人目。森は15年の交流戦に19歳9カ月で臨んでおり、19歳4カ月の村上は最年少での交流戦マルチ本塁打達成となった。

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