【小早川毅彦氏 スイング分析】ヤクルト・村上、ステップ幅を狭めて左足を軸に鋭く回転 - SANSPO.COM(サンスポ)

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【小早川毅彦氏 スイング分析】ヤクルト・村上、ステップ幅を狭めて左足を軸に鋭く回転

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ヤクルト・村上宗隆の打撃フォーム〔1〕  まだ19歳ながら、高卒2年目の今季はリーグトップタイの41打点に、同5位の14本塁打をマークしているヤクルト・村上宗隆内野手。同じ右投げ左打ちで、通算171本塁打を誇る球団OBの小早川毅彦氏(57)=サンケイスポーツ専属評論家=が打撃スイングを分析した。

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 シーズン序盤、村上がここまで立派な数字を残せるとは思わなかった。広角に一発を打てる点は同僚の山田哲に似ている。共通するのはスイング軌道が安定し、打つポイントが多少ずれてもボールを飛ばせることだ。

 連続写真は5月18日のDeNA戦(神宮)の四回に上茶谷から3ランを放った際のスイングだが、春季キャンプ時から改善された。〔1〕の構えはリラックスし、左足に重心がしっかり乗っている。〔4〕ではトップの位置が決まり、ボールを呼び込めている。

 〔5〕が春季キャンプと大きく変わった点。右足のステップ幅が狭まり、左足に重心が残る。実は先日、私は村上に意図してステップを狭めたのか、尋ねた。本人は「いいえ」と否定したが、その後に「重心を(左足に)残して引きつけるようにしたことが(狭い)ステップにつながったんでしょうか」と明かした。

 〔6〕〔7〕でステップ幅を狭めた効果が表れる。幅が広かった時期より体の回転が鋭くなった。これでボールにパワーが伝わり、多少差し込まれてもスタンドインできる打撃を手にした。〔8〕のミートポイントも理想的。踏み出した右足甲の上でボールを捉えている。〔9〕〔10〕では回転が鋭くなったことで、フォロースルーが大きくなった。

 左足を軸にし、アーチを量産する村上。左の長距離砲では日米で活躍した松井秀喜と同じタイプのスイングだ。 (サンケイスポーツ専属評論家)

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