【小早川毅彦の打診球診】阪神・矢野監督の執念にじみ出た勝利 - SANSPO.COM(サンスポ)

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【小早川毅彦の打診球診】阪神・矢野監督の執念にじみ出た勝利

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巨人に勝利し、青柳(右)とタッチを交わす阪神・矢野監督=東京ドーム(撮影・福島範和)  (セ・リーグ、巨人2-4阪神、7回戦、巨人6勝1敗、14日、東京D)キーワードは執念だろう。試合前に矢野監督と話したが「本当にファンには申し訳ないんです」と巨人戦に1つも勝てていないことを心底悔しがっている様子が伝わってきた。迎えた試合は、そんな矢野監督の執念がにじみ出た勝利になった。

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 1点を追う七回。無死から安打を放った福留に代走を送った。普通に考えれば、最終盤に打席が巡ってくる可能性もある中での交代。指揮官の執念をナインに伝える采配だ。その裏、逆転した直後にセットアッパーのジョンソンをあえて七回に投入したのも、何が何でもの思いがこもる継投だろう。

 試合展開の中で、殊勲者を挙げるならマルテ。反撃のソロ本塁打はもちろんだが、評価したいのは七回の四球。一発が出て、振り回したくなるところで、しっかりと変化球を見極めていた。マルテのつなぎの四球がイッキの逆転を呼んだといってもいい。

 故障が癒えて合流して間もない頃は、全く合わない空振りが目立っていたが、今は実戦の中でしっかりボールを見るという作業が確実にできており、状態は上がってきている。八回にも四球で歩いており、簡単に打ち取れる打者ではなくなってきている。

 坂本勇を封じた投手陣も褒めたい。青柳、ジョンソンは外角に制球できていた。やっぱり外に力のある球を投げられるかどうかが坂本勇対策の基本。ここでも矢野監督の執念が投手陣にも伝わったのだろう。見事な勝利だった。(サンケイスポーツ専属評論家)

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