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【G戦士の素顔】D6位・戸郷翔征投手「野球は楽しい」とすべてを変えてくれた甲子園

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ジャイアンツ球場で練習するドラフト6位・戸郷  巨人のファーム(2、3軍)で奮闘中の若手選手や、再起をかけるベテラン選手の素顔に迫るネットコラムがスタート。第1回は、ドラフト6位・戸郷翔征投手(19)=聖心ウルスラ学園高=を取り上げる。高卒1年目ながら3月26日にはイースタン・リーグ、ヤクルト戦(ジャイアンツ球場)で2軍戦デビューを果たした。プロ入り後、最速152キロを計測した直球を武器に、着実に前進する。

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 186センチ、77キロ。細身の体から最速152キロの直球を投げ込む。ドラ6右腕・戸郷は、プロの世界で日々多くを学びながら、前に進んでいる。

 3月26日のイースタン・リーグ、ヤクルト戦(ジャイアンツ球場)で2軍戦初登板し、初勝利を挙げると、13日現在で同リーグ2試合に登板し、1勝0敗、防御率1・80。下位指名ながら、チャンスをつかみ、経験値を蓄積している。

 戸郷が野球と出会ったのは、3歳の頃。父・健治さんも学生時代に野球をやっていた影響で、幼い頃から野球は身近な存在だった。高校は、当時の聖心ウルスラ学園高の監督である石田敏英氏から『俺と一緒に野球をしよう』と誘われ、同校へ進学。高1の時から140キロ台の直球を投げていたが、恥ずかしさから、プロ野球への夢を周囲に口にすることはできず、「高校2年生のときには(就きたい職業は)公務員と言っていた」というほどだ。

 そんな戸郷の姿勢を変えたのが、高2の夏に出た甲子園だ。2回戦で福島・聖光学院に敗れたが、「そこからプロの世界で投げたいという思いも強くなりました。めちゃくちゃ楽しくて。こんなに楽しいのがやっぱり野球なんだと、もう一度思い出させてくれた場所ですかね。全部を変えてくれたところが甲子園だったと思います」。聖地のマウンドを踏んだことで、プロのスカウトも注目。そこからは、周囲にも「プロ野球選手になる」と伝え、有言実行できるよう励んだという。

 将来はどんな選手になりたいのか。戸郷は「人から信頼されて、日本を代表させてもいいぞ、と思わせるぐらいの投手になりたいなと思います。日本を代表したい」と掲げる。まだ19歳。無限の可能性を秘めた右腕が、成長曲線を描く。

●杉内コーチ「持っているものはよかった」課題は意識と肉体の変化

 今春のキャンプは3軍スタートだった戸郷。成長する姿を見てきた杉内ファーム投手コーチは右腕について「もともと持っているものはよかった。フィールディングも、投手としてのセンスもある。牽制(けんせい)も一球一球タイミングをずらしてできている」と評価する。

 その上で、戸郷がさらに成長するためには、意識と肉体の変化が重要だという。「『一つ一つの練習を大事にしよう』とは言っていますね。抜いちゃう子なので。でも、意識は変わってきているので、もっと変わってくれば。あとは体がでかくなればいい。あと10キロは増えてもいいと思っています。楽しみですし、あとは本人がどう思ってやるかですね」と指摘した。

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