「もう一度イチローさんに投げたかった」中日・松坂が惜別の声 - SANSPO.COM(サンスポ)

試合
速報

「もう一度イチローさんに投げたかった」中日・松坂が惜別の声

更新

1999年5月16日、松坂はイチロー(手前)との初対戦で3三振を奪った  元米大リーグ、マリナーズのイチロー(45)=本名・鈴木一朗=の引退表明から一夜明け、イチローを慕う中日・松坂大輔投手(38)は文書で、思いを込めたコメントを発表した。

<< 下に続く >>

 当初は練習中のナゴヤ球場で午前10時半に会見を予定していた松坂だが「本人が『短い時間で中途半端なことは言えない』ということで中止となった」と関係者。敬愛する大先輩の引退にショックを隠せなかったが…。7時間20分後の午後5時50分。熟考に熟考を重ねた文書で、熱い言葉を綴った。

 「イチローさん、28年間お疲れ様でした。イチローさんと何度も対峙できたこと、オールスターや日の丸を背負い、同じ空間で過ごし、いろいろな話ができたこと、すべてが特別な時間でした」

 1999年5月16日。西武の高卒ルーキーだった松坂はイチロー(当時オリックス)との初対戦で3三振を奪い、「自信から確信に変わった」と話して、話題となった。同年7月6日、イチローが通算100号を放った相手も松坂だった。日米通算61打数15安打(打率・246)。2006年、09年のWBCでは、侍ジャパンを世界一へと導いた2人-。

 「(日本での)2試合ともみていましたが、改めてイチローさんが特別な存在なんだと再認識しました。プロ入り前からその姿を追いかけ、イチローさんがいたから、今の僕があります。僕たちの目標でありつづけていただき本当にありがとうございました。これからも僕の目標であることに変わりません」

 深い感謝の言葉を続けると、さらに…。

 「できることならば、もう一度、イチローさんに投げたかったです」

 いまは右肩を痛めてリハビリの日々。だが必ず復活する。イチローの分まで投げ抜く覚悟だ。

 「メールでも伝えましたが、いろいろと話したいこと、聞きたいことがあるので、また今度食事に連れていってください」。熱いメッセージとともに、怪物が再び、立ち上がる。 (三木建次)

PR