【球界ここだけの話(1548)】準硬式出身の巨人・坂本工、支配下登録へ向け悔しい思いをエネルギーに変える - SANSPO.COM(サンスポ)

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【球界ここだけの話(1548)】準硬式出身の巨人・坂本工、支配下登録へ向け悔しい思いをエネルギーに変える

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巨人・坂本工  巨人の育成選手、坂本工宜投手(24)が支配下登録に向け奮闘している。宮崎キャンプは2軍スタートながら実戦で結果を残し、育成選手ではただ1人、1軍の那覇キャンプ帯同を勝ち取った。「自分の球が投げられている。再現性を上げる練習をしていて、それが出せている」。今キャンプではここまで実戦4試合で9回1/3を2失点と安定した数字を残している。

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 関学大の準硬式野球部出身。2年時から投手に本格挑戦した異色の右腕だ。関西学院高時代は硬式野球部で外野手としてプレーしたが、公式戦では1度もベンチ入りなし。投手としてプレーするためあえて準硬式を選び、実力をつけ、育成ながらドラフトで指名されるまでになった。

 坂本工は「準硬式出身でも道を切り開けるんだというところを見せたい」と力を込める。1度もベンチ入りせずに引退する高校球児は多いが、活躍すれば彼らに勇気を与えることにもなる。

 巨人の「坂本」といえば、言わずとしれた坂本勇人が有名だ。そんな同姓の大先輩からは、2017年の入団直後に「お前が入ってきたから、俺が(新聞などの表記で)『坂本勇』になったじゃん」といじられたという。その際は恐縮しきりだったが、「いつかは自分も『巨人の坂本』として認められたい」という思いも芽生えた。

 悔しい思いもたくさんしてきた。プロ野球には華やかな世界のイメージがある一方で、支配下と育成の間にはやはり壁も存在する。「育成というだけで、なめられていると感じることもあった」と明かしたこともある。そうした思いをすべてエネルギーに変え、前に進んできた。

 原辰徳監督も「ひたむきさ、ハングリーさ。そういうのは素晴らしい」と認め、宮本投手総合コーチも「背番号が軽くなるかもしれない」と支配下登録が近いことを示唆している。目標を達成するその日まで、坂本工は歩みを止めない。(伊藤昇)

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