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阪神・高山、輝き甦った復活弾!矢野監督助言で新人王スイング取り戻した

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高山は八回、バックスクリーンへホームラン。復活の兆しをみせた(撮影・水島啓輔)  (オープン戦、ヤクルト8-3阪神、23日、浦添)目覚めの一発! オープン戦が23日に開幕し、阪神はヤクルト戦(浦添)に3-8で敗れた。敗戦のなか、高山俊外野手(25)がバックスクリーンに意地の本塁打。試合前に矢野燿大監督(50)から助言を受けるなどし、復活の兆しをみせた。2016年には球団新人のシーズン安打記録を更新して新人王に輝いた若虎が、中堅争いの先頭に躍り出た。

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 ただ真っすぐに押し込んだ。思い出したかつての感触。白球がバックスクリーンに消えると、球場はトランペットの大演奏に包まれた。高山がオープン戦第1号。力強く照りつける太陽の下、目覚めの一発を架けた。

 「ホームランバッターじゃないので、ホームランはバロメーターではないです。こすらず(バットとボールが)噛みました」

 本人は謙遜したが、打球は雄弁だ。三飛、左飛と無安打で迎えた八回先頭の第3打席。ヤクルトの2年目右腕・大下の141キロ直球に踏み込み、振り抜いた。「前半はファウルにしてしまっていたところ」を完璧に捕まえ、最深部へ運んだ。

 21日の広島との練習試合(宜野座)で4試合ぶりに適時打を放ち、きっかけをつかんでいた。この日も試合前の打撃練習を終えると、矢野監督から声をかけられた。器用だからこそボールに合わせるのではなく、振り切ってほしい-。将の助言が背中を押していた。

 「打たされるというバッティングはもったいない。だから『ちょっと振っていこう』というようなことを言っていた。初めて(の対戦)の投手で、2段モーションの初球を仕留めたというのは価値があると思う」

 21日の試合前にも“振っていこう”という内容の助言を与えていた矢野監督は、目を細めた。

 1年目の2016年には球団新人記録の136安打を放って新人王に輝くなど、非凡なバットコントロールが持ち味。だが、飛距離の向上を求めたことなどから2年目以降は不振に陥った。結果を求めてうまく打とうとして、手先だけの打撃になっていた。フォームの崩れが“ある場所”に表われていた。浜中打撃コーチが明かす。

 「2人で一緒に見たわけではないけど、本人と話すと、同じ意見だった。『(16年は)こういう形で打っていた』と」

 前日22日に、16年と現在の映像を横並びにして比較できるものをチェックした。中堅方向に押し込む打撃で安打を量産した3年前のフォームに比べ、最近はかかとに重心がかかり気味だった。それを確認して、この日の打席へ向かった。復活の兆しとなる一発に、同コーチも「久しぶりに、あの方向にホームランが出た。自信になる一発だったと思う」とうなった。

 昨季は45試合の出場にとどまり、2軍暮らしも長かった。一時は落ち込んだが“超積極的”を掲げる現在の指揮官のもとで、前向きさを取り戻していった。

 中堅は、江越やD1位・近本光司外野手(大阪ガス)らと争う激戦区。一発という分かりやすいアピールを決めた高山は「よかったです。(競争については)それはどうですかね」。今はただ必死。競争を、ひたすらに駆け抜けていく。(竹村岳)

高山の一発について巨人・田中スコアラー「もともと持っているものがいい。やっと出始めたという感じ。ここからもっと調子をあげていくんじゃないですか」

★結果出ず悩んだ

 7日の紅白戦に白組の「5番・右翼」で出場し、三回2死二塁では右翼線に適時二塁打。しかし、11日の紅白戦は2打数無安打(2四球)。14日の練習試合・楽天戦も3四球で無安打。17日の日本ハム戦は4打数無安打と、江越やルーキーの近本がアピールするなかでなかなか快音が出なかった。21日の広島戦でようやく右前打。「結果にならずに悩んで、難しい部分もあった。形を崩してでも、(ヒットを打てたので)そういった部分ではよかった」ときっかけをつかんでいた。

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