【インタビュー THE MAN(5)】DeNA・山崎、優勝&絶対的守護神へ40S以上 - SANSPO.COM(サンスポ)

試合
速報

【インタビュー THE MAN(5)】DeNA・山崎、優勝&絶対的守護神へ40S以上

更新

山崎は、3年前と同じく海沿いでポーズをとった (撮影・斎藤浩一)  12球団のキーマンに迫るインタビュー企画の第5回は、DeNA・山崎康晃投手(26)を直撃。昨季37セーブで初タイトルを獲得した守護神が、プロ5年目に向けた決意や登場時の「康晃ジャンプ」への思いを激白した。本拠地・横浜スタジアムは今季、ライト側スタンド「ウイング席」など約4000席が増設される。さらなるファンの後押しを受け、山崎は優勝への最低ラインとして「40セーブ」の目標を掲げた。 (取材構成・湯浅大)

<< 下に続く >>

 --ここまでのキャンプを振り返って

 「プロ5年目になり、後輩も増えました。中継ぎ陣の中では軸と呼んでもらえるようにもなったことで、自分のことだけでなく周りにも目を向けています」

 --自分のことは

 「開幕にしっかり照準を合わせて練習をしている最中です。けがなく、スムーズに迎えられるように。全員が一人も欠けることなく、いい状態でいけるキャンプにしたいですね」

 --過去4年と違う面

 「『チームを引っ張っていく』と(口で)言うのは簡単ですが、体現するのは難しいと思っています。でも、自分は口に出すスタイルではないので、いい姿勢を見せることで引っ張っていきたい。気持ちの面では今までと全然違うキャンプになっています」

 --後輩との接し方は

 「そこは特に意識しています。ルーキーたちが過ごしやすく、ロッカールームでたわいもない会話ができるような、明るい雰囲気を作っていくようにはしています」

 --昨年は横浜スタジアムで苦戦(ホーム防御率5・08、ビジター0・32)した

 「そこに関してはフィジカル面ではなく、完全にメンタルの部分だったと思っています。ホームが苦手といわれているけど、ホームに強い投手にならないといけない」

 --メンタルとは

 「横浜スタジアムで弱いといわれることで、僕自身がそういうマインドになってしまっている部分もある。数字が残るスポーツなので、自分のやるべきことをしっかりやる。うまくいかないこともあるだろうけど、自分の中で整理しながらやっていきたい」

 --特に横浜スタジアムでは登場時の「康晃ジャンプ」が定着している

 「そうなんです。あれだけ応援してもらっているので、その期待に何とか応えたいという気持ちでオフから準備しています。僕自身、ハマスタでの数字の弱さを認めた上で、もっともっと強くなりたいと思っています」

 --今季から増席も

 「『康晃ジャンプ』を楽しみに球場に来てくれるファンは本当に増えていると感じています。応援してくれる人たちの思いも含めて、ハマスタでは、もっといい成績を残さないといけない」

 --3年前には、このインタビュー企画で絶対的守護神を「バットに当てさせない球を投げる人」と話していた

 「例えばゴロだと、野手が捕球して送球して、それを捕る人がいる。一つのアウトを奪うとき、(プレーの数において)バッターに捉えさせないというのは、投手における一番のリスク回避だと思うんですね。だから、その考えは今でも変わっていません。僕は球種が少ないだけに、力と力だけでなく、頭を使いながらやっていきたいと思っています」

 --圧倒的な存在に 「自分自身で個性を出していきたい。目標にされる選手になりたいです。『山崎康晃みたいなボールを投げたい』といわれるようなところまで、上っていきたいですね」

 --目指すはキャリアハイ

 「(過去2度の)37というセーブ数は最多ですよね。でも、もっと強くならないといけない。優勝を目標にしているので、そのためにも40は必要かなと思っています。ボーダーラインです」

 --スタンド増設で圧巻の『康晃ジャンプ』とともに優勝を

 「登場に負けないくらいのパフォーマンスを見せたい。増席でベイスターズの応援が増えるわけですから、いいパワーに変えていきたい。新しいスタンドができて、康晃ジャンプはどうなるんだろう。楽しみですね」

★変身

 今季から投手コーチとしてチームに復帰した三浦大輔氏(45)も、山崎に期待している。1月31日のキャンプ前の全体ミーティング後、三浦コーチから「お前も引っ張っていくんだぞ」と声を掛けられたという。山崎は「軽い会話の流れだったので、そのときはサラッと流していたのですが、振り返ったときに『大事なことを言われたな』と思い、自覚しています」と表情を引き締めた。「引っ張られる立場」から「引っ張る立場」へ。山崎の“変身”にも注目だ。

★取材後記

 キャンプの大型インタビューに登場してもらうのは3年ぶり。山崎も当時のことを覚えており「海沿いで撮りましたね」と笑い、今回も海をバックにした撮影を快諾してくれた。

 インタビュー当日は雨。当初は取材後に撮影の段取りだったが「せっかくだから、沖縄っぽい天気の方がいいですよね」と撮影日の変更に協力してくれた。改めて設定された撮影日も曇り空だったが、斎藤カメラマンの要望に応じて少し高い場所でシャドーピッチングを披露し「いい感じで撮れましたか?」と一緒にチェックした。

 球場から少し離れた場所だったが、撮影が終わると遠巻きにファンの人垣が…。球団職員が山崎の導線を確保するほどで、その人気は加速するばかりだ。 (DeNA担当・湯浅大)

★康晃ジャンプ

 DeNA・山崎康晃が登板する際、登場曲であるドイツのテクノバンド、ゾンビネーションの「ケルンクラフト400」に合わせてファンが飛び跳ねる名物応援。本拠地・横浜スタジアムではリリーフカーで山崎が登場し、ファンは「ヤ・ス・ア・キ!!」と大合唱して迎える。

山崎 康晃(やまさき・やすあき)

 1992(平成4)年10月2日生まれ、26歳。東京都出身。帝京高から亜大を経て2015年ドラフト1位でDeNA入団。1年目から抑えで活躍し、新人のプロ野球記録となるシーズン37セーブを挙げて新人王に輝いた。昨季は佐々木主浩に並ぶ球団記録となる4年連続20セーブ以上(1年目からではプロ野球記録)の37セーブを挙げ、自身初の最多セーブを獲得。178センチ、85キロ。右投げ右打ち。独身。年俸2億5000万円。背番号19。

キャンプ日程へ

PR