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リベラ氏、史上初の満票で米殿堂!WS5度制覇ヤ軍の象徴

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2009年のワールドシリーズを制覇し、シャンパンファイトで喜ぶリベラ氏(右)と松井氏  【ニューヨーク22日(日本時間23日)=共同ほか】米国野球殿堂は、今年の表彰者を発表し、ヤンキースで歴代最多の通算652セーブを記録したマリアノ・リベラ氏(49)が史上初の満票で、資格1年目で選出された。ブルージェイズなどで通算203勝を挙げ、2017年に40歳で事故死したロイ・ハラデー氏、マリナーズ一筋で通算2247安打を放ち、資格が最終10年目だったエドガー・マルティネス氏(56)、ヤンキースなどで通算270勝のマイク・ムシーナ氏(50)も選ばれた。

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 リベラ氏は満票での選出となった。2016年のケン・グリフィー氏(49)=元マリナーズなど=が記録した最高得票率99・3%を上回った。前人未到の652セーブを記録。1990年代後半からワールドシリーズを5度制したヤンキースの象徴的な存在だった。

 「満票に驚いている。ヤンキースという最高の球団で長い野球人生を送れた。この気持ちを言葉にするのは難しい」

 予想をも上回る、全員の支持を集めた。九回1イニングだけの登板が大半のクローザーは、米大リーグで定着した統計学を用いた選手の総合評価では野手や先発投手より低い。歴代2位の通算601セーブを記録したトレバー・ホフマン氏(51)=元パドレスなど=も選出は資格3年目。昨年末にはレッドソックスの担当記者が、リベラ氏の殿堂入りに異を唱えて物議を醸したが、1年目の満票を実現した。

 武器は投球のほとんどを占めたカットボールと制球力だった。打者は分かっていてもバットの芯を外された。「投球がどう変化してどこに行くか、完璧に分かっていた」とプライドをにじませる。

 ヤ軍の元同僚で対戦経験もある松井秀喜氏は「制球力を武器に一つの球種で攻めのバリエーションを無数につくってしまう」と評した。最多セーブを3度、40セーブ以上を9度も記録した。ポストシーズンでは96試合で141回を投げ、防御率0・70と、大舞台にめっぽう強かった。

 永久欠番になっている黒人初の大リーガー、ジャッキー・ロビンソンの背番号42を最後までつけた選手でもあった。引退後の2014年からア・リーグの最優秀救援投手賞は「マリアノ・リベラ賞」と名付けられている。「ロビンソンを象徴する背番号42で殿堂入りできてうれしい」。右腕は感慨深げだった。

マリアノ・リベラ(Mariano Rivera)

 1969年11月29日生まれ、49歳。パナマ出身。90年にヤンキースに入団し、95年にメジャーデビュー。97年から抑えを務め2004年に自己最多の53セーブを記録するなど最多セーブ3度。通算652セーブはメジャー最多記録。球宴には13度選ばれた。ヤ軍一筋で13年限りで現役引退。右投げ右打ち。

米国野球殿堂

 殿堂入りはメジャーで10年以上プレーし、引退から5年以上経過した選手が対象。記者が成績、能力、品格、チームへの貢献度などを考慮して投票し、毎年1月に結果を発表。同協会による選考は1936年に始まり、第1回はベーブ・ルース、タイ・カッブ両氏らを選んだ。選出者はニューヨーク州クーパーズタウンにある博物館にレリーフが飾られる。

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