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【イチロー新たなる挑戦(3)】付けひげサングラスで連敗中チームに笑いを

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サングラスと付けひげでベンチに座ったイチロー(AP)  チームが勝つと選手、首脳陣がマウンド付近で仲間を出迎える。各球団おなじみの光景に、昨年5月以降もイチローの姿があった。きちんと着こなしたユニホームに膝までたくし上げたパンツ。リストバンド、打撃用手袋も着けたままだ。まるでさっきまで打席にいたかのような空気を漂わせ、同僚をハイタッチでねぎらった。「野球選手としての正装でいること」も自ら課したルールだった。

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 当初、リストバンドを外していた。だが、すぐに違和感を覚え、以前と同じに戻した。真剣さを伝えるには時間と手間がかかる。「それは続けることでしか生まれない。中途半端ではできない」は経験則だ。

 何事も徹底するという意味では6月21日、敵地でのヤンキース戦での「付けひげ変装」が象徴的だった。当時チームは連敗中。開始早々、怪しい口ひげの人物がベンチ出入り口近くに鎮座しているのを地元メディアは見逃さなかった。会長付特別補佐の一発芸。かつてメッツを指揮したバレンタイン監督が退場宣告後に付けひげなどで変装、ベンチに忍び込んだ。その一件が起きたニューヨークで敢行した。

 「昼の試合でしかサングラスは使えない。あの場所、あのタイミング限定です」。笑いを呼び戻す一瞬のため靴、上着、サングラスを特注した。付けひげは20個以上の中から選んだ。

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