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【虎のソナタ】あれ?高山どこいった?

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2019年の阪神カレンダー。高山の姿がなかなか見つからない  自宅近所の書店の一角が来年用カレンダーのコーナーに様変わりしていた。タイガースのカレンダーも、真正面の“一等地”にぶら下げられ-。さすが、最下位に落ちようが、虎ブランドは維持しているようで。虎党のみなさまはお買い求めになられたでしょうか。

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 ただ、当然のことながら、一昨日に「阪神移籍」を宣言してくれた西勇輝投手の写真はない。2019年最大のお楽しみ選手ではあるが、カレンダーには間に合っておりません。

 先日、この「2019年版」を1月から順番にめくっていた、わが社の虎番記者たちが思わず叫んでいた。

 「えっ、高山はこんなに小さいの?」

 1月の矢野新監督に始まり、主力選手であればあるほど大きい。福留がいて、糸井がいて、鳥谷がいて…。ところが“お目当て?”の高山がめくっても、めくっても現れない。2月にいない、3月にいない…10月、11月…ついに12月。何十人の選手の中の小さな1枚、「ワン オブ ゼム」に背番号9は納められてしまっていた。

 2年前に一世を風靡した新人王も、不本意で悔しいシーズンを送って、“扱い”は一気に小さくなってしまったのだ。これも実力の世界。プロの世界はどこまでもシビア。球団の担当の方に聞くと、「だれをメインにして、誰と誰を組み合わせるのか。難しいんですよ、これって」。

 というわけで、阪神キャップ・阿部祐亮に「1月から12月までの12人を選んでみろ!」と宿題を出してみた。

 「矢野監督、福留、鳥谷、糸井、球児、梅野、大山、メッセンジャー、もちろん糸原…。これで9人ですよね。能見さんもいるし、あとは、北條にしようかな。う~ん、悩むなあ。実力的には同じような選手が多いから、バランスも考えなくちゃいけないし、結構、しんどい作業ですね」

 この日、意外な男が甲子園の球団事務所を訪れた。西岡剛。阪神を戦力外となり、移籍先を求めてトライアウトに挑戦。ただ、その後は表舞台から姿を消していた。

 「そういう話はしませんよ」

 新たな移籍先は? 直撃した阿部キャップに対し、笑って答えた西岡。故障に苦しみ、ピリピリムードを漂わせた日々がウソのように、穏やかな表情が印象的だったという。

 思えば、ほんのすこし前までは、西岡だってカレンダーの中心人物だった。来年用には、もうその姿はない。盛者必衰。華麗な球歴を誇る男も、阪神を去り、どこへ行き着くのか。

 甲子園からほど近い、大阪ガスグラウンドではドラフト1位ルーキー、近本光司外野手が野球教室で“先生役”。

 「自分もそうだったんですが、小学校中学校は、一番野球が楽しいからやるというものだと思っている。その少年たちのように、自分も楽しんで野球をできたらいいなと思います」

 取材した長友孝輔は「彼はいい話をしてくれます」と大絶賛。クレバーな受け答えは、スター性を感じさせる。おそらく、再来年のカレンダーには、タテジマの背番号5が大きく登場していることだろう。球団の方を悩ます必要がないぐらいに、大活躍を期待しよう。もちろん、高山の巻き返しも。

 カレンダーですら、あれこれ思い悩むリストアップ。今、タイガースはある意味、最も悩める作業に取りかかっている。西をFAで獲得したことにより、プロテクトの28人を決める作業だ。

 オリックスが補強したいのは投手? それとも…。駆け引きや陽動作戦が続く日々が始まった。虎番も思い悩みます。

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