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阪神・梅野、Gグラブも矢野監督が激辛エール「もっとレベル高い争いを」

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ゴールデングラブ賞を初受賞した梅野(撮影・山田喜貴)  もっと成長できる! だからこその“激辛エール”だ。プロ野球の守備のベストナインを選ぶ「三井ゴールデングラブ賞」の受賞者が8日、発表され、阪神・梅野隆太郎捕手(27)が初受賞した。セ・リーグで最下位球団の捕手が受賞するのは初となったが、矢野燿大監督(49)は「もっとレベルの高い争いをしてほしい」と手厳しい。チームを栄光へ導く、真の“黄金捕手”となることを求めた。

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 悔しさを練習にぶつけるしかなかった安芸に、黄金の光が射し込んだ。白球を止めに止め、体中に青あざを作りながら虎の本塁を守った梅野が、初のゴールデングラブ賞に輝いた。だが…矢野監督の“捕手の目”は厳しい。もっとまぶしい金色のはずだと信じるからこそ、たたえながらも言葉はすぐに熱を帯びた。

 「まずはそれはすごく光栄なことやし。梅野はこれを自信にしてね。さらにレベルアップしていくというのは必要になってくるとは思うけど」

 けど-。その後からが“激辛エール”だ。

 「もっとレベルの高い争いをしてほしい。自分の事を言うと、いやらしいけど、俺らの頃はすごいキャッチャーがいっぱいおった。古田さん(敦也=元ヤクルト)がいるときに獲れたとかさ、谷繁(元信=元中日など)がいて、阿部(慎之助=巨人)がいて、西山さん(秀二=元広島)がいてとかさ。今はなんか消去法じゃない?」

 捕手同士だからこそ自然と厳しくなる。「それを(報道陣に)言うと梅野をけなしているみたいになるでしょ。言いにくいのよ同ポジションって」と苦笑いも…。自身は古田、谷繁ら名捕手と激しくしのぎを削り、チームを優勝させた2003、05年に2度、受賞した。対して今季は17年ぶりの最下位。チームを勝たせるのが捕手。この賞の重みを誰よりも知るからこそ、誤解を恐れずに“本音”を吐露した。

 梅野自身も姿勢を正した。「いつかは絶対に獲りたいと思っていた賞でした。試合で使ってくださった金本前監督のおかげ。(ただ)チームとして上にいけなかったというところを踏まえると、シーズン的には悔しいです。この賞を自信に変え、もっと上を目指さなければいけない」。

 今季のセ界で、梅野の守備が際立っていたことは疑いようもない。虎投の暴投数はリーグワーストの54。藤浪、才木、ドリスらの剛球が、何度もホームプレート付近をえぐった。ミットだけでなく、プロテクターでもマスクでも、ときには腕でもボールをストップ。盗塁阻止率もリーグ2位の・320。胸を張れる。あとはチームを勝たせること。それだけだ。

 矢野監督も『虎の、セ界の扇の要に梅野あり』となることを願った。

 「チーム内で梅野しかおらんと思われることが一番すごいことだと思う。そういう部分は、まだまだ成長してほしいと思っている。獲って当たり前みたいなレベルになっていってもらいたい。もちろん今回で満足はしてないと思うけど」

 そして笑顔で続けた。「すごく自信になる賞。ああいう場所(授賞式)に行くとか、やっぱりうれしいんよね、すごく」。親心あふれる指揮官のメッセージ。この黄金の光を道しるべに、梅野は勝たせる真の正捕手へと歩む。 (長友孝輔)

梅野について阪神・藤井バッテリーコーチ「ワンバウンドのストップがすごかった。もっと上を目指して頑張ってほしい」

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