ヤクルト・雄平選手の躍進支える“先輩”と激励の寄せ書き - SANSPO.COM(サンスポ)

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ヤクルト・雄平選手の躍進支える“先輩”と激励の寄せ書き

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ヤクルト・雄平選手(左)は、昨年末に指導したOBの坂元弥太郎さんがコーチを務める野球スクールの子供たちからの激励の寄せ書きに感激。子供たちと約束した「キャリアハイの成績」を有言実行。自己最高打率の・318で全日程を終え、13日から巨人とのCSに挑む。  ヤクルトが10月1日にCS(クライマックス・シリーズ)出場を決めた。クリーンアップを打つ雄平外野手(34)が、五回に11号3ラン。巨人を突き放す一撃だった。

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 活躍前日の9月30日、所用で神宮球場に足を運んだ。台風24号の影響でヤクルト対DeNA戦は中止になったが、練習終了後、心温まる光景にめぐり会った。雄平選手を激励しに、OBの坂元弥太郎さん(36)が来場していたのだ。せっかくなので、3人でお茶を飲んだ。

 2003年、雄平選手は投手として入団。2年先に入団した投手の先輩でもある坂元さんが、日本ハムに移籍するまでの5年間を、2人はともに過ごした。遠征先でも一緒に食事にでかけては、理想の投手像について語り明かした間柄だ。

 「台風接近中なのに弥太郎さんが激励にきてくれて、うれしいです。昔から仲のいい兄弟みたいな存在です」と声を弾ませる雄平選手。そのやさしい“兄”の坂元さんから、2つの贈り物があった。それは、カラフルなペンで彩られた寄せ書きと、大好物のシュークリームだった。

 昨年12月。雄平選手は、坂元さんがコーチを務めるアスリートプランニング社(本社・東京都新宿区高田馬場)の野球スクール「ベースボールワールド」(本拠地・埼玉県入間郡三芳町竹間沢7-1)に参加。約100人の小学生に打撃、守備などの指導行った。その際、雄平選手は子供たちと、ある約束を交わしている。

 「来年は自分の成績のキャリアハイを目指して、日本一になります。だからみんな、応援してね! 絶対だよ」

 憧れの選手の言葉を胸に、子供たちはヤクルトの背番号41番を応援してきた。そう。寄せ書きの送り主は、指導を受けた子供たちだったのだ。

 『いっぱいホームランを打って日本一になってください』

 『またスクールにきて、バッティングを教えてください』

 色紙の上で、キラキラと輝きを放つ子供たちのメッセージ。これで力がでないわけがない。CS決定弾を放った雄平選手は「子供たちにパワーをもらいました。CSで勝ち進んで、日本シリーズを目指します。またオフに指導に行って、みんなの成長を見たいですね」と笑顔。坂元さんも「やりましたね! 雄平にはもっと頑張ってもらって、子供たちにも僕にも、いい夢を見せてほしいです」

 かつて野球担当をしていた私は、甲子園のスターだった2人を高校時代から取材。浦和学院高出身の坂元さんが2000年、東北高の2年生エースだった雄平選手が2001年からの縁になる。 13日からのCSを経て日本シリーズを目指す雄平選手と、躍進を支える坂元さん。改めて目の当たりにした熱い絆。これからも2人を応援していきたいと、そう思った素敵な1日に感謝した。(文化報道部・山下千穂)

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