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【八木裕 神眼スコープ】阪神、配球対策以外のアプローチ必要

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一回に空振り三振に倒れる福留。メルセデス(手前)に24イニング無得点とは…(撮影・山田喜貴)  (セ・リーグ、阪神0-0巨人=延長十二回規定により引き分け、24回戦、巨人15勝8敗1分、24日、甲子園)メルセデスを全く打てず、十二回まで戦っても二塁すら踏めず…。貧打ぶりがクローズアップされた試合だったが、阪神OBの八木裕氏(53)=サンケイスポーツ専属評論家=は打開策として「配球以外のアプローチ」を提唱した。打撃練習の方法を変えるなど、今までとは違う発想で運命の14連戦を戦え! とゲキを飛ばした。

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 何度も同じ投手に抑えられるのは、プロ野球チームとして決していいことではない。阪神も連敗中のメルセデスを徹底研究したことは間違いないだろうし、狙い球を絞るなどの対策も相当してきたはず。それでも、結果として全く効果はなかったのは事実だ。

 メルセデスはいろいろな球種があり、それぞれに大きい変化と小さい変化がある。緩急もある。攻略するのは厄介。とはいえ、やられっ放しは許されない。

 さらに最近は本拠地・甲子園で勝てない現象も続いている。敵地での広島3連戦で活発だった打線が、甲子園に戻った途端に1点、0点。打者全体の調子も下降線だ。

 ベンチは様々な工夫をこらしているだろうが、こうなった以上、配球以外のアプローチも考える必要があるのでは。思い切って“いつもと違うこと”をやってみるのはどうだろうか。

 たとえば試合前の打撃練習。ホームチームは2カ所でフリー打撃を行うが、これを1カ所にしてみる。これだけでも、何かが変わる可能性はある。最近の阪神が甲子園で勝てず、ビジターでは成績は悪くない。打線が爆発するビジターの練習形態(1カ所打撃)を導入することがキッカケになることだってある。

 打撃投手の投げる位置を変えるのも一手。より打者に近い位置から投げてもらうことで、不振の打者が違うモノを感じるかも。

 さらには、「まわし打ち」をしてみてはどうか。通常は2人の打者が交互に打つが、3、4人で順番に打つと、打つ練習の中に打席に入る動きが加わる。これだけで変わる選手もいるはず。

 残り14試合、あらゆる工夫をして、目の前の試合を泥臭く勝っていくしかない。幸いにして3位を争うチームは、どこにも絶対的な勢いがない。この2日間の巨人をみれば分かる。日本一の甲子園で戦えるんだ。最後の大暴れを期待している。 (サンケイスポーツ専属評論家)

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