【球界ここだけの話(1398)】巨人D5位・田中俊、エリート街道を歩いた経験を生かし存在感放つ - SANSPO.COM(サンスポ)

試合
速報

【球界ここだけの話(1398)】巨人D5位・田中俊、エリート街道を歩いた経験を生かし存在感放つ

更新

巨人・田中俊太内野手  岡本ら若手の台頭が目立った巨人には、存在感を放つ新人もいる。ドラフト5位・田中俊太内野手(25)=日立製作所=はシーズン終盤となった最近でも、出番を与えられている。

<< 下に続く >>

 宮崎春季キャンプで高い評価を受け、高橋監督も「全体的にまとまっているし、形も良い。打っている感じも良い」と見込んで1軍の戦力に加えた。シーズン開幕後、一時は2軍も味わったが、レギュラーシーズン9試合を残した現時点で90試合に出場。8月に正二塁手の吉川尚が左手を骨折して離脱後はスタメンの機会も増え、ここまで打率・228、1本塁打、9打点、6盗塁。数字に表れない貢献も多く、及第点の活躍といえるだろう。

 真面目で寡黙なルーキー。社会人出身らしいプレー中の落ち着きぶりは、チーム内でも評判だ。東海大相模高-東海大-日立製作所のエリート街道で、多くの指導者からの教えを吸収してきた。日立製作所のコーチを務める渡辺進氏(66)も、その一人。プロ野球を深く知る同氏からは高度な知識や“野球勘”を学んだ。

 内野手出身の同氏はヤクルトで現役引退後、関根潤三、野村克也、若松勉監督の3監督のもとで18年間、チーフコーチなどを歴任した名伯楽だ。日立製作所時代に常々言われていた「常に視野を広く持て」の教えは、今でも胸に刻んでいる。田中俊は「試合に出ていなくても、気づけることはある」とベンチから相手の配球、守備シフトを観察する意識を強く持っている。冷静さとクレバーさが持ち味だ。

 進塁打や犠打を着実に決めるチーム打撃を果たすことを信条としているが、11日のヤクルト戦(東京ドーム)の四回二死では、小川の直球を左中間席最前列へ運ぶプロ初アーチの1号ソロ。「カウントが3-1だったので、思い切って打ちにいきました」と、打撃でも力をつけている。世代交代を掲げる巨人の背番号「63」。経験を糧に、成長を続ける。(谷川直之)

ランキング

PR