【球界ここだけの話(1396)】西武の未来の大砲候補、戸川大輔 “おかわり君”中村の不動心に心揺さぶられる - SANSPO.COM(サンスポ)

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【球界ここだけの話(1396)】西武の未来の大砲候補、戸川大輔 “おかわり君”中村の不動心に心揺さぶられる

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2015年の競馬GIマイルチャンピオンシップをモーリスが制し、西武・戸川(右)は生産者で父の戸川牧場、戸川洋二代表と記念撮影  ついに、10年ぶりの優勝へ向けたマジック「11」を点灯させた西武。圧倒的な破壊力を見せつける「獅子おどし打線」は未来の大砲候補、戸川大輔外野手(22)にも大きな刺激となっている。

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 「試合前の国歌斉唱の際にカメラに映る先輩たちを見て、本当に少数が選ばれているんだな。一握りしか立てない場所なんだと改めて感じます」

 プロ4年目の22歳。今季は2軍で110試合に出場し、打率・219。自己最多の7本塁打、48打点(17日現在)をマークしているが、1軍出場はない。今季は1学年上の金子一や同学年の山田ら身近な存在が1軍デビューを果たした。戸川は苦しい胸の内を明かす。

 「悔しいです。焦らないようにと思っても、どこかでどうにかしなきゃと。今年は気持ちの浮き沈みが多くて、自分のバッティングが分からなくなった。よくなって悪くなるの、繰り返し。投手との勝負ではなく、自分の中で変えることをやり過ぎました」

 そんな戸川の目に一人の先輩の姿が焼き付いている。春先に左肩のけがで2軍調整していた中村だ。「1年トータルで、しっかりと数字を残している。本当にすごい。三振しても自分の形を崩さないし、絶対にぶれない。それが自分には足りなかったですね」。

 6度の本塁打王に輝いた大砲の“不動心”に心が揺さぶられた。自身は1メートル88、90キロの恵まれた体格。「遠くへ飛ばせるバッターというのを忘れずに目指していきたい。そこを変えると小さいバッターになってしまう」と初心を思い返した。

 1軍の試合のハイライトシーンは動画サイトで何度もチェックする。時間が空けば積極的にメットライフに足を運び、1軍の試合を観戦している。

 「自分は2軍の環境しか見ていない。先輩たちはやっぱりいいところで打つ。歓声、ベンチの盛り上がりを見るとモチベーションになります。来年は節目の5年目。自分がプレーしている姿も想像もするし、絶対にここでやるんだと強く思います」

 未来の大砲候補が「獅子おどし打線」のラインアップに食い込む日を心待ちにしたい。(花里雄太)

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