福留の代役任せて!阪神・大山、6号3ランの“千金竜倒”弾 - SANSPO.COM(サンスポ)

試合
速報

福留の代役任せて!阪神・大山、6号3ランの“千金竜倒”弾

更新

四回、3ランを左翼に叩き込んだ大山。チームの危機を救い、5戦4発と覚醒だ(撮影・森本幸一)  (セ・リーグ、広島7-2DeNA、20回戦、広島11勝8敗1分、12日、マツダ)覚醒弾や! 阪神・大山悠輔内野手(23)が、プロ2年目で初の2戦連発となる6号3ランをぶっ放した。前日に負傷した福留に代わって3番を務め、ここ5試合で4発と大暴れ。中日相手にチームも先発野手全員安打で12安打8得点で、連敗も2でストップ。虎は、まだまだ諦めへんで~! 

<< 下に続く >>

 キラキラと輝く放物線が肌寒い秋風を、そして分厚い暗雲を切り裂いた。ダイヤモンドを一周する大山が、手に残る確かな感触を握りしめる。前夜は九回に屈辱的な逆転負けを食らい、主将不在の危機的状況の虎を“代役3番”が救った。

 「すごくいい状態できていると思うので、もっともっと打てるように頑張ります! 後ろにつなげば糸井さんがいるので、とにかくつなごうと。いい結果になってくれました」

 4-2で迎えた四回一死一、二塁。カウント2-2から中日先発・小熊の内角高め129キロのスライダーを振り抜くと、打球は大きな弧を描いて左翼ポールを巻き、6号3ラン。この回、打者一巡の猛攻で一挙5点。勝利への流れを大きくたぐり寄せた。

 プロ初の2試合連続本塁打にも「チームが勝って、すべてよかったです。でも他の内容の打席はまだまだ」と、浮かれないのもこの男らしい。7試合連続で3番に座り、前夜に右太ももの張りを訴えて万全ではない福留に代わって8月24日の巨人戦(東京ドーム)以来、13試合ぶりに3番を任され、「(自身は)そのときできることをしっかりやろうと思っていました」と全力を尽くした。

 チームにとっても勝負の9月に入って、全8試合で安打を放ち、月間打率は・438(32打数14安打)、4本塁打、10打点。ここ5戦4発と覚醒のときを迎えている。

 鉄人流が、体に染みついてきた。不調時はステップ時に投手側に頭が動き、体のバランスが崩れてしまっていた。低めの変化球にバットが出てしまい、悪循環に陥る。片岡ヘッド兼打撃コーチらに助言をもらい、時にはノックバットで体のバランスを確認。どっしり構え、前で打球を捉える-。虎将の求めるスイングを体現するために早朝から日が暮れるまでバットを振り、体得しつつあった昨秋の安芸キャンプ、今春の沖縄・宜野座キャンプの姿が“シンクロ”した。

 金本監督は「頭があまり動かなくなって、重心がしっかり残った状態で打てているから、やっぱり打球も飛びますしね」と成長を認め、「いい意味で勘違いしてほしいですね。自分を乗せていくというか。どんどんどんどん、暗示をかけるぐらいで僕はいいと思うし」と目を細めた。

 3連敗なら最下位転落もありえた。その中日に2戦目で勝利し差を2・5に広げ、3位・巨人と1・5差に詰めた。若虎は「連戦が続くので、とにかく1試合1試合、自分のできることをしっかりやりたいと思います」と闘志を燃やす。成長を止めず、もっとでっかいアーチを何本もかける。勝利への架け橋にする。 (新里公章)

2試合連発の大山について阪神・片岡ヘッド兼打撃コーチ「夏場以降調子が上がってきているからね」

データBOX

 ◎…大山が本塁打を打った試合は、これで10勝2敗。2017年は7本塁打で6勝1敗、18年はこの日で4勝1敗
 ◎…阪神が先発野手全員安打。9月6日の広島戦(○13-3)以来で、9月は8試合で3度目。2桁安打は9月に入って、8日の巨人戦(甲子園、●2-7)を除く7試合でマーク

試合結果へ

ランキング

PR