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【球界ここだけの話(1389)】日本ハムと楽天が募金活動 野球を愛するもの同士の“絆”

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北海道地震被害支援募金に立つ日本ハム・栗山監督(中央)と楽天・平石監督代行(右)、佐藤1軍投手コーチ(左)=楽天生命パーク(撮影・土谷創造)  最大震度7を観測した6日未明の北海道胆振(いぶり)東部地震を受け、日本ハムと楽天は8、9日の楽天生命パークでの試合前に募金活動を行った。日本ハム・栗山監督と楽天・平石監督代行も選手とともに参加し、球場正面には長蛇の列ができた。

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 チームも北海道で被災。ショックもまだ少なくない中で、栗山監督は募金をしてくれたファンから多くのことを感じたという。「東北でつらい思いをされた方々だからこそ伝わってくるものがあった。真心を感じて、ただただ感動していた」。地震直後の試合が2011年に東日本大震災で被災した仙台だったのも、何かの巡り合わせだったのかもしれない。

 募金した仙台のファンからは心強い声が聞かれた。東日本大震災で親族を亡くしたという50代の男性会社員は、「あのときは全国の方の励ましが本当に力になった。今年は災害が多いけれど、だからこそ今回は僕らが応援する番だし、何かあれば毎回募金している。西日本豪雨などのことも忘れていません」。30代の女性会社員は、「学生時代に東京に出ていた経験があるけど、ディズニーランドとか遊ぶところに困らない東京と違って、地方は本当に娯楽が少ないんです。震災のころは野球の試合をやってくれているだけで本当にうれしかったし、日本ハムの試合で力をもらえる方はたくさんいるはずなので、選手には頑張ってほしいです」とエールを送った。

 スタンドからは2試合とも、楽天ファンから日本ハムのチーム、そしてファンへ温かな拍手が送られた。普段は覇権を争うライバルだが、球団の垣根を越えた、野球を愛するもの同士の“絆”がそこにはあった。

 今も地震の爪痕が残る中で、主将の中田は、「『ファイターズが勝ってよかったね』と思ってもらえるように頑張りたい」と話す。そして栗山監督は言う。「選手には今までと同じような気持ちでやってほしくない。使命があることを自覚してやてほしい」。ファイターズの戦う姿は、必ず復興に向けた一筋の光になる。(伊藤昇)

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