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阪神、降雨ノーゲーム…9月終盤から最悪20連戦も 糸井が中断中志願「全部いく」

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糸井(左)は降雨中断中に金本監督(右)に“全部出ます”と志願した(撮影・村本聡)  (セ・リーグ、阪神-巨人=四回表終了降雨ノーゲーム、9日、甲子園)阪神は0-2で迎えた四回裏の攻撃前に雨が強くなり、約1時間半におよぶ中断ののち降雨ノーゲームとなった。これにより9月下旬から20連戦となる可能性が浮上し、金本知憲監督(50)は思案顔。そんな将に右足骨折を押して出場している糸井嘉男外野手(37)は「全部出る」と志願。クライマックスシリーズ(CS)進出へ、乗り切るしかない!

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 細かく、冷たい雨が降り注ぐ。真鍋球審と阪神園芸・金沢甲子園施設部長が何度も話し合う。砂を補充しても、水が浮いてくる。田んぼのようになったグラウンドでは、さすがに無理だった。

 「1時間半も待ったんかな? こりゃ、しようがないわな」

 前売り段階でチケットは完売。金本監督はズブぬれになったファンの気持ちをおもんぱかりながら、無念さを募らせた。

 0-2の四回の攻撃前にノーゲームが決定。1時間28分の中断時間は2013年8月31日の広島戦(1時間27分)を超えて甲子園最長となった。8月31日のDeNA戦(甲子園)でも1-4の三回途中にノーゲームとなり、またもラッキー!? 「そんなことは思わんけどね、2点差やし」と将は首を振るが、気になるのが今後の日程だ。

 この日の振替日は現時点で未定。関係者によると今週の開催を見ながら後日、発表される見通しだが、23、24日の巨人戦の予備日の25日に入る可能性もあるという。26日のDeNA戦(甲子園)からの13連戦が決定しているため、そうなれば球団史上最長の20連戦。指揮官は「休ませどころというのが…。疲れ方って(人によって)違うからな、塁に出る、出ないによっても」と複雑な顔をみせる一方で「逆にその後、グッとのっていける可能性もあるしな」と懸命に前を向いていた。

 頼もしいひと言があった。「全部いく」。声の主は右腓骨を骨折しながらも強行出場を続けている糸井だった。ノーゲームが宣告される直前、雨を見つめながらベンチで志願してきた。6日の広島戦(マツダ)でも走塁で右ふくらはぎに張りを覚えて、途中交代。満身創痍の男からの宣言に将は「『ホンマか~!?』っていったけど」と笑ったが、うれしかった。

 糸井は試合後「来週、また頑張るしかない」と歯を食いしばった。3位巨人とは2ゲーム差のままで、12球団で最多となる残り27試合。過酷な連戦でも、乗り越える。金本監督と糸井が、雨中の約束をかわした。 (阿部祐亮)

降雨ノーゲームについて阪神・片岡ヘッド兼打撃コーチ「目の前の1試合1試合を考えてやるだけです」

★今後中止あれば

 セ・リーグのアグリーメント第54条(試合日程の原則)は「休日または旅行日なしで連続して14日間試合することはない」と定めている。ただ、アグリーメントは申し合わせ事項のため融通は利く。CS出場はファーストステージ開幕2日前の順位に基づくので、10月11日にはレギュラーシーズン全日程を消化したい。前日9日の巨人戦は10月9日に回る見通しだが、今後の甲子園の試合が雨で中止となれば、20連戦の可能性がある。

データBOX

 ◎…降雨による1時間28分の中断は、甲子園では2013年8月31日の広島戦の1時間27分を超えて最長。セ・リーグの降雨中断は、1968年6月2日のサンケイ-中日(東京)の1時間58分が最長。パ・リーグでは63年8月29日の南海-阪急(大阪)で2時間14分
 ◎…阪神の過去最長連戦は、東日本大震災の影響で4月12日に開幕した2011年で13(10月4日-16日)。20連戦となれば大きく更新する
 ◎…過去に20連戦を経験した球団は1978年の日本ハム。7月1-20日と連戦して6勝12敗2分けだった

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