【虎のソナタ】「伝統の一戦」で日本を元気に - SANSPO.COM(サンスポ)

試合
速報

【虎のソナタ】「伝統の一戦」で日本を元気に

更新

帰阪する大山。選手の移動をキャッチすべく、虎番記者も早朝から広島駅で張り込みです  -花はさかりに、月は隈(くま)なきをのみ見るものかは…(『徒然草』吉田兼好)

<< 下に続く >>

 さくらの花は満開の時だけをみるものなのか? 月はくもりのないときだけ見るものか…そうではあるまい。“自然”というものは魅力もあるが時には悪魔の化身にもなって人間に襲いかかる。

 つまり…すべてはそれをうける人間の感受性が大切なのだと。

 いま、あらためて日本中の多くのみなさまが「なんて電気はありがたいものなのか」と強く感じていらっしゃるハズだ。逆に「真っ暗闇の世界」がいかに恐怖で、気が滅入って、不便で、麦焼酎の水割りが生ぬるいのでムカッ腹が立つものなのか? イヤというほど味わったことでありましょう。ましてやヨメさんが「あなたのものはあなたがとってきなさい!」と自給自足の石器時代みたいな力関係になってしまうのも…電気が来ないせいでしたぞ。

 つまり、こんな天変地異でも“亭主の存在感”なんて家のヒューズのように、アッという間にどこかにブッとんで真っ暗闇じゃござんせんか。

 「台風のときは我が家も停電に断水と困りました。会社に出勤するのも大変でしたョ」とはいつもクールな本日の当番デスク堀啓介。箭内桃子記者は「台風の日は私は休みで、予約しておいた美容院にでかけましたヮ。ええ、ちゃんとやってました」という。あの風速60メートルのなかで美容院で髪型を整えた箭内は泰然自若姫なのだ。

 キャップ阿部祐亮は予想外? といっちゃ失礼だが、世間サマがライフラインが混乱している間はマツダスタジアムで取材中。5、6日と強さとハツラツ野球を見せつけて広島のお株を奪った「猛虎軍団」にしきりに「相変わらず“あなどれないチーム”でしょう。この勢いをそのまま今度の巨人戦にも発揮して貰いたいですよ」という。

 「福留さんが元気なので(巨人の)菅野投手も攻略できると見ます。若い選手は威勢がいいし…ウチの若虎(小1の息子、遥斗くん)も『虎ソナにでると僕は元気が出るんだ』というんですョ。あ、これは関係ないか…」だって。いえいえ、遥斗くんのようにこのマカ不思議なサンスポ“迷物”コラムによってちびっ子サッカーで大活躍できるのなら、阪神の若手選手のことも遥斗くんのこともドンドン書きます。だから…すぐ油断して“馬脚”をあらわさないでネ。

 さて、広島をぎゃふん(チト遅いけど…)といわせて意気揚々と8日から甲子園で巨人戦であります。昔から藤本監督がクビをかしげて「ウチのやつらは巨人戦の前後になんでや! というようなポロッとした試合をしよるから油断できんのや」と言っていたが、そんなの嫌だぜ。おっとっとっ…というのは。

 北海道の震度7の地震もまだ残酷な爪痕をのこしている。被災された方にせめてもの元気をもってもらえるような『伝統の戦い』を望むしかない。

 選手の移動の早朝取材で、みなさまが「エッ、そんなに早く…」という時間から広島駅に張り込んだ竹村岳記者は「選手の表情は張り切ってましたから期待してください。それより広島戦の間、大阪のマンションの停電で冷蔵庫の中身が心配で心配で…」。えっ何か重要なものを入れてたのか…。「いえアイスクリームとお酒だけですが…」。

 詩人北村透谷はこう言っている。-人は自然に背いて栄ゆること能(あた)わず…

ランキング

PR