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青木だ雄平だ!ヤクルト2発、6回一挙5点で連夜の逆転ヤ

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青木は、お立ち台でファンの歓声に左手をあげて応えた。右手には稲刈りをするつば九郎のボードが…。まさに実りの秋を迎えようとしている(撮影・加藤圭祐)  (セ・リーグ、ヤクルト6-5中日、21回戦、ヤクルト11勝9敗1分、5日、神宮)セ・リーグ2位のヤクルトは5日、中日21回戦(神宮)に6-5で劇的な逆転勝利を飾り、2連勝で貯金1とした。4点を追う六回、青木宣親外野手(36)が8号3ランを放って劣勢の雰囲気を一変させると、雄平外野手(34)が逆転の7号2ランを放った。九回に6点差を追い付いた前夜に続く逆転劇で、敗れた3位・巨人とのゲーム差を2.5に広げた。

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 初球に狙いを定めた。リズムを取りながら、青木が極限まで集中力を高める。1-5で迎えた六回無死一、二塁。小熊の甘く入った141キロ直球を振り抜いた打球は、右翼席上段に消える8号3ラン。右手を握りしめた青木は、総立ちの一塁ベンチに視線を送った。

 「四球の直後だったので、甘いところだけを狙っていた。こういう風だから、最後まで諦めなければチャンスはあると思っていた。雄平が打って一気にいくことができたのが大きかった」

 本塁から中堅方向に強い追い風が吹く中、六回一死二塁からは雄平が7号2ランを放って逆転した。前日4日は九回に6点差を追い付き、延長十一回にサヨナラ勝ち。連夜の大逆転劇となった。

 今季59勝中31度目となる逆転勝利数は35度の広島、33度の西武に次ぐ12球団3位だ。青木は、ベンチの雰囲気を「(逆転に向けて)意気込むとかじゃなくて、自然と身についてきている。結果が出ているのが大きい」と表現した。

 試合前には広島・新井が今季限りでの現役引退を表明した。2006年の第1回ワールド・ベースボール・クラシック、08年の北京五輪でチームメートだった新井について「北京では腰の骨が折れても試合に出ていた。人柄が本当に素晴らしくて、先輩なのに物腰が柔らかい印象がある」と口にした。新井が復帰した古巣をリーグ優勝に導いたように、躍進の中心に青木がいる。

 青木自身、昨季球団ワーストの96敗を喫したチームの変化を肌で感じている。「良い方向を向いていると思う。初めは負け始めると、自信をなくしていると感じることがあった。交流戦の最高勝率で、自信を持つことができたんだと思う」。開幕当初は選手を集めて語りかけたことがあったが、今は違う。「今は同じ方向を向けているから」。代わりに練習中やベンチで先頭に立って声をからす。「ワイワイとした雰囲気でやりたい。暗い感じは好きじゃない」と笑った。

 連勝で敗れた3位・巨人とのゲーム差を2・5に広げた。神宮でのクライマックスシリーズ(CS)開催にも前進した。小川監督は「(六回は)集中打が素晴らしかった。あのチャンスで初球から振って結果を出す。技術が高いのはもちろん、集中力だと思う」とたたえた。「目の前の試合に勝つことがすべて」と青木。残り25試合。風はヤクルトに吹いている。 (長崎右)

逆転の7号2ランを放ったヤクルト・雄平「青木さんの本塁打で一気に雰囲気が変わった。その流れに乗って打たせてもらった」

★4日の大逆転VTR

 中日20回戦(神宮)で6点差をひっくり返した。3-9の九回無死一塁から武内が右越え2ラン、さらに一死三塁から田島の暴投で1点を奪い6-9とした。なおも二死二、三塁とすると雄平の中前2点適時打で8-9。続く大引が、二死一塁から右中間へ同点の適時二塁打を放った。9-9の延長十一回二死一、二塁で、上田が右翼席へ1号サヨナラ3ラン。12-9の逆転勝ちで連敗を3で止めた。

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