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DeNA・東、ルーキー史上初のGに4戦4勝!チーム一番乗り10勝

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東は、躍動感あるフォームで巨人打線に立ち向かった(撮影・荒木孝雄)  (セ・リーグ、巨人3-6DeNA、21回戦、DeNA12勝8敗1分、5日、富山)DeNAは5日、巨人21回戦(富山)に6-3で勝ち、連敗を2で止めた。ドラフト1位・東克樹投手(22)=立命大=が、6回2失点でチーム一番乗りの10勝目(5敗)をマーク。新人ではプロ野球史上初となる対巨人に4戦4勝とした。クライマックスシリーズ(CS)進出に向け、直接のライバルに抜群の相性を誇る新人左腕が、Aクラス入りへの大きな武器となる。

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 外野席後方にそびえ立つ立山連峰は、夜の闇に隠れていた。照明に照らされたグラウンドでは、東が輝いていた。

 「目標としていた10勝をできて率直にうれしいです。一つの壁を越えることができたかなと」

 ハイライトは3-2の五回一死一、二塁でマギーを初球で遊ゴロ併殺打に仕留めた場面だ。相手は前打席で右前打したチェンジアップに手を出すと読み、東は同じ球種を低めに投げて引っかけさせた。「大和さんの守備範囲は広い。ショートにいけば併殺が取れると思った。(次打者の)岡本君に回さないようにするには、あれしかなかった」。狙い通りにはまりグラブを強くたたいた。

 体力が落ちる夏場にギアを上げた。“燃料”はトマトだった。プロ入り前から栄養補給のためにイニング間にバナナを食べているが、新アイテムは赤い果実だ。「(血管の)酸化を防ぐんです。テレビで見ました」。テレビ朝日系「林修の今でしょ!講座」で、トマトに含まれる栄養素のリコピンが疲労回復に効果があることを知り、1日1個を摂取するようにした。放送後の8月23日の巨人戦(横浜)から3戦3勝。トマト効果は絶大だ。そして、この試合中はバナナ3本を食べた。

 モチベーションもあった。「桑原さんから『10勝したら腕時計をプレゼントする』といわれているんです」。桑原と同世代の今永が1年目に9勝を挙げており、この数字を超えたら“ごほうび”をもらえる約束をしていた。10勝に王手をかけて一発で節目に到達。勢いは止まらない。

 巨人との対戦は4試合残っており、東のキラーぶりは頼もしい限りだ。「歴史に名前を残せたのはうれしいです。でも巨人に4勝よりも2桁勝利の方がうれしい」。巨人・吉川尚、中日・鈴木博らが2軍落ちしている中、入団前から公言していた10勝到達で新人王もさらに近づいた。「10勝しても残りの試合に負けたら意味がない」。新人左腕がDeNAの希望の星だ。 (湯浅大)

東についてDeNA・篠原投手コーチ「ブルペンでは荒れていたけど、試合中に修正した。(今後の巨人戦は)東中心で組んでいくと思う」

七回を3者連続三振に仕留めたDeNA・三嶋「東の10勝目がかかっていたし、何とか抑えたかった」

東 克樹(あずま・かつき)

 1995(平成7)年11月29日生まれ、22歳。三重県出身。愛工大名電高(愛知)で甲子園に3度出場。立命大では3年春と4年春にノーヒットノーラン。関西学生リーグ通算成績は41試合登板で19勝9敗。2018年ドラフト1位でDeNA入団。今季成績は20試合登板で10勝5敗、防御率2・65。1メートル70、76キロ。左投げ左打ち。年俸1500万円。背番号11。

データBOX

 〔1〕DeNAの新人・東が巨人戦で初登板となった4月12日から4戦4勝。新人投手が巨人戦で初登板から4戦4勝は1961年の中日・権藤博らの3戦3勝を上回るプロ野球新記録となった。

 〔2〕DeNA(前身球団を含む)の新人投手の2桁勝利は昨年の浜口(10勝)に続く7人目。2年続けて新人投手が2桁勝利を挙げたのは球団史上初めてで、98、99年の中日(川上憲伸14勝→岩瀬仁紀10勝)以来19年ぶり。2年連続で新人左腕がマークしたのは、47、48年の南海(中谷信夫15勝→柚木進19勝)以来70年ぶり。

 〔3〕筒香がヤクルト・バレンティンと並ぶリーグトップの33号。1試合複数本塁打は今季6度目、通算24度目。通算回数で村田修一の23度を抜いて球団歴代単独2位となった。球団記録は田代富雄の27度。

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