阪神・福留、ランニングホームイン!打って走ってほえて甲子園38日ぶり星 - SANSPO.COM(サンスポ)

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阪神・福留、ランニングホームイン!打って走ってほえて甲子園38日ぶり星

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五回、左中間への逆転2点二塁打と敵失で一気に生還した福留はこの表情(撮影・二星昭子)  (セ・リーグ、阪神8-3DeNA、阪神13勝5敗、18回戦、1日、甲子園)あれはボルトか、桐生祥秀か、いや福留だ!! 阪神・福留孝介外野手(41)が1点を追う五回に逆転の2点二塁打と敵失でダイヤモンド一周の大激走。七回にはDeNAにトドメを刺す13号ソロを放って、今度は悠々とベースを一周した。主将の4打点の大暴れで甲子園では38日ぶりの勝利。9月は白星発進、いくで、ここから!!

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 止まらない。ここで止まれるワケがない。二塁を回る。三塁も蹴ると、本塁を突き抜け、感情のままにほえた。久々に甲子園で勝った。黒土を縦横無尽に駆け、福留が勝たせた。衝撃のダイヤモンド一周だ。

 「まだまだ走れます!! なかなか勝てなかったんですけど。『全員で明るくやっていこう!』ということを試合前に言っていたので。それが本当にできてよかったです」

 全力疾走で、感情爆発で、すべてを変えた。1点を追う五回無死一、三塁だった。カウント1-1から、京山の外角直球に思いきって踏み込み、振り切った。ライナーで左中間を真っ二つに破る。三走が生還。一走もホームイン。これを阻止しようとした遊撃手・大和の送球が本塁からそれ、捕手の伊藤がつかめない。大きく一塁側ファウルグラウンドへ跳ねるのを見て、41歳は猛然と本塁を駆け抜けた。2点二塁打と、遊撃手の送球&失策間の“衝撃的ベース一周”。重たかったはずの甲子園の空気が、一瞬で変わった。

 ただでさえ、7試合ぶりとなる先制点も一回の適時打でたたき出していた福留。だが、バットは止まらない。5-3の七回先頭では右中間席へ13号ソロをたたき込み、ダメ押しした。7月4日以来、チームとして11試合ぶりの甲子園での本塁打で今度は4つのベースの感触を味わいながら、ホームインだ。

 甲子園では7月25日以来、実に38日ぶりの勝利。金本監督も「ちょっと長すぎましたね。本当にファンに申し訳ない気持ちでいっぱいだった」とわびた。主将の大ハッスル3安打4打点で、連敗も3で止めた。

 いくら福留でも、自分ひとりで勝利への扉を開けない。だから若手に歩み寄り、考えを共有する。8月5日のヤクルト戦(京セラ)。先発の小野が、5回122球6四球でなんとか白星をつかんだ日も、福留はベンチでずっと右腕に語りかけていた。小野は「『後ろからはこう見えた』という話をしていただいて。(左翼から)そんなところまで見られているのかと、驚きました」と目を丸くした。20歳近く離れた植田を、突然食事に誘ったこともある。

 そして迎えた9月1日も、福留なりに動くときだと判断した。「自分たちのことを表現して、もっと明るく野球をしようよ」。ミーティングで伝え、主将が率先して、明るく動き回った。最終打席は、三塁打が出ればサイクル…という局面だったが空振り三振。

 「もう、三塁まで走る体力がありませんでした。もう無理だった本当に足が…。あした、居なくても探さないでくれる?」。ニヤッとそう言い残し、引き揚げた41歳。3位巨人とは2ゲーム差。福留が元気だから、まだ虎は変われる。 (長友孝輔)

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