ピシャリと決めた!阪神・球児、虎最多タイの通算700試合登板 - SANSPO.COM(サンスポ)

試合
速報

ピシャリと決めた!阪神・球児、虎最多タイの通算700試合登板

更新

七回から登板し、怖いDeNAのクリーンアップを三者凡退に抑えた藤川(撮影・榎本雅弘)  (セ・リーグ、阪神8-3DeNA、阪神13勝5敗、18回戦、1日、甲子園)何度も繰り返される“球児コール”を浴びて、花束を控えめにライトスタンドの方向に掲げた。帽子を取って4万6653人のファンに一礼。史上16人目の通算700試合登板-。藤川が山本和行が持つ球団記録に並び、長い虎の歴史にまた一つ、その名を刻んだ。

<< 下に続く >>

 「(記録は)何とも思わない。飽き性な性格だけど、野球だけはできますね。ファンの方への感謝が大きいです。いい成績を残さなきゃというプレッシャーをもらいながら気持ちにハリがあって。いい人生ですね」

 5-3の七回、ピッチャー藤川がコールされた。3番ロペスからの好打順にも堂々としたもの。「展開的にも(DeNAのリリーフから阪神の)追加点が読めたのでね」。やるべきことは変わらなかった。

 11球でシャットアウトした。先頭ロペスを3球で高め直球で中飛に。4番筒香も高め直球で左飛に詰まらせた。最後は佐野も、高め直球で右飛。打ち取ったのはすべて、代名詞の“火の玉ストレート”だった。

 その直球に、たくさんの人が魅了されてきた。ファンも、かつての野球少年たちも。D1位ルーキーの馬場(仙台大)は「球児さんが全球直球勝負をしたオールスター(2006年)。テレビで見ていましたが、すごく印象に残っていて…。同じチームにいるのが今でも不思議な感じです」とあこがれる。今、リリーフとしてともに戦う高卒3年目の望月は「球児さんの直球が一番スピンがきれいと聞いて、気になって」と高校時代にリポートのテーマにしたこともある。その背中を追いかけ、追い越したい存在。だからこそ、思うこともある。

 「みんなそれぞれ、自分は自分にしかなれないから。『俺みたいになりたい』ではなくて、越えていってほしい。自分のやり方でね」

 そう思うから、若手も外国人選手も相手を知ってアドバイスを送る。「野球の話よりも、まずは相手の根っこの部分を知っていないと」。同じ選手として、近い立場だから掛けられる言葉を大切にしている。

 歴代15位タイという価値ある記録にも「そんなことはどうでもいい」と一笑に付す。個人の記録よりチームのあしたを思う。

 「きょうは福留さんが打ってくれたので、あしたは若い選手がやってくれると思います」

 若手とともに、虎を勝ちに導く。38歳のベテランはチームのためにまだまだ腕を振り続ける。 (箭内桃子)

データBOX

 ◎…阪神・藤川が歴代15位タイの700試合登板。山本和行が持つ阪神の球団記録にも並んだ
 ◎…藤川は2013-15年の3年間で大リーグで29試合登板しており、日米通算では729試合に登板している
 ◎…藤川は入団1年目の1999年から6年目までは74試合で、1年平均では12・3試合だった。JFKの一角としてセットアッパーを務めた2005年に自己最多の80試合に登板し、登板試合が急増。05-12年で488試合に登板し、1年平均61試合まで増えた。阪神復帰後の16年から138試合に登板(1年平均46試合)。国内のみのプロ15年のキャリアでの通算平均登板ペースは1年46・7試合

試合結果へ

ランキング

PR