【小早川毅彦のベースボールカルテ】五輪はやはりアマで編成すべきだ - SANSPO.COM(サンスポ)

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【小早川毅彦のベースボールカルテ】五輪はやはりアマで編成すべきだ

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 第100回全国高校野球選手権大会が閉幕し、26日にはジャカルタ・アジア大会で8チームによる野球競技が始まる。数日前、社会人で編成される日本代表の若林重喜コーチ(51)と話をする機会があった。

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 若林氏は日本石油で主力打者として活躍し、1992年バルセロナ五輪で銅メダルを獲得。今大会は三塁コーチを務め、「韓国との金メダル争いになると思います」とのことだった。

 韓国では五輪とア大会で優勝すると、兵役が免除される。今大会も期間中はプロ野球の公式戦を中断。メジャー経験もある金賢洙(キム・ヒョンス、LG)らプロで編成され、日本とは“温度差”がある。

 私は、日本はこれでいいと思う。さらに言わせてもらえば、五輪も社会人と大学生中心のアマで編成すべきだ。プロにはなれなくても、「五輪でメダルを」という大きな目標ができるからだ。

 トップ選手が出場しないとスポンサーがつかない、盛り上がらなければ再び五輪の実施競技から外れる、という危惧もわからないではない。結果的にそうなれば、仕方ないのではないだろうか。

 大学の監督に会うたびに、「野球をする子供たちが目に見えて減っている。大学生のレベルも下がって厳しい」という声を聞く。少子化に加え、野球の用具をそろえるのにはお金がかかる。球場や家族の協力も必要だ。

 今はサッカーのほかにバスケットボールも人気だという。2020年東京五輪では従来の5人制に加え、1チーム3人で戦う「3×3」が正式種目に採用される。広いグラウンドを持たない学校はあっても、体育館がない学校は皆無だろう。

 アマの選手は決して、プロの予備軍ではない。日本の野球界を揺るぎないものにするためには、アマとプロが両輪として機能しないといけない。(サンケイスポーツ専属評論家)

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